宗家・総本部行事だよりへ

淡交会青年部全国委員会


  4月16・17日、グランドプリンスホテル京都において青年部全国委員会が開催されました。


  午後2時からの会議には、千 宗室家元、淡交会理事の大谷宗裕氏、はじめ全国委員・全国委員補55名が出席。
  冒頭、東日本大震災で逝去された方々に対し黙祷を捧げました。続いて、挨拶された家元は、「東日本大震災ではたくさんの被害が出ております。茶の湯を愛好される方々はもとより、大勢の日本人が被害を受けられましたこと本当に残念なことです。
  その中を、被災された地域をはじめ、各地からやり繰りしてお集まりいただきありがとうございます。新体制の全国委員会が始まりますが、皆さん方には、現役青年部と親支部とのパイプ役として、風通しの良い地域茶道を作れるようにつとめていただきたい」と語られました。

  その後、高祖千奈美全国委員会委員長、米澤昭博全国代表者会議議長から挨拶があり、高祖委員長が議事を進行。

高祖委員長挨拶 米澤議長挨拶

  まず、報告事項として橋本一郎総本部事務局次長から「東北地方太平洋沖地震 裏千家対策本部について」これまでの経緯報告と義援金の協力依頼が行なわれました。
  続いて、木戸崇夫常任理事より「第1回公益法人制度改革検討委員会について」、野口耕一組織部部長より「青年部見直しの意義と見直し骨子(案)について」それぞれの報告がありました。また、関根秀治 副理事長からは、この委員会では青年部の将来のため、全国委員、全国委員補として、それぞれの地域や立場を超え、自由且つ多様なアイデアを提案いただくよう要望がありました。これを受け2日間にわたりグループ協議と全体協議を行いました。

関根秀治副理事長

橋本一郎総本部事務局次長 木戸崇夫常任理事

野口耕一組織部部長

【グループ協議】



  1日目、グループ協議終了後の懇親夕食会には、家元夫妻、千 万紀子さん、伊住弘美氏、淡交会理事の伊住公一朗氏、伊住禮次朗氏、大谷宗裕氏、納屋宗人氏が出席。家元挨拶、高祖 委員長の挨拶に続いて、米澤 議長が今般の東日本大震災において亡くなられた方々を悼み、黙杯を行いました。


【全体協議】


  第2日目の、全体協議の後、被災地の会員を代表して、内舘 茂副委員長(東北ブロック副ブロック長)から状況報告がありました。
  全国委員会として、震災復興に向けた今後の取り組みについて継続的に協議していくことが確認されました。