宗家・総本部行事だよりへ

青年部全国委員会
青年部第50回全国代表者会議・第41回ブロック代表者会議


  12月3日(土)・4日(日)の両日、ウェスティン都ホテル京都において、千 宗室家元、今日庵理事の千 万紀子さん、淡交会理事の伊住公一朗氏・伊住禮次朗氏の出席のもと、社団法人 茶道裏千家淡交会青年部第50回全国代表者会議、第41回ブロック代表者会議を開催しました。また、これに先立ち、青年部全国委員会を開催しました。


  ◇全国委員会
  午前10時より、第23期全国委員・全国委員補が出席して開催。伊住公一朗理事の挨拶に続き、高祖千奈美全国委員会委員長と米澤昭博全国代表者会議議長から挨拶、さらに、加藤隆生全国代表者会議副議長から全国委員会の活動報告がありました。

  伊住公一朗理事は冒頭挨拶で「裏千家はもとより日本をとりまく環境が日々かわりつつある中で、青年部は変革のときを迎えています。伝統は時代に即応し、形を変えて後世に受け継がれてきました。青年部の変革を担うのは皆様です。新体制移行に向けて全員が同じ方向を向いていただきたい」と述べられました。

伊住公一朗理事挨拶

  その後、総本部担当者より、淡交会の一般社団法人移行について、及び青年部の新体制についての説明が行われました。

関根秀治副理事長 橋本一郎総本部事務局長

  続いて、質疑応答が活発に行われ、新体制に向けての理解を深めました。



◇全国代表者会議
  午後2時より全国委員・全国委員補のほか、全国の青年部部長及び連絡会代表など約430名が出席して開催。


  家元は冒頭挨拶で「一反の織物は縦糸と横糸があってはじめて出来ます。人間社会でいえば、縦糸は歴史、横糸は歴史の中にあって繰り返されていく1日1日です。淡交会の歴史というのは、多くの先輩諸兄の尊い情熱の下に、今日まで皆様方の手に受け渡されてきました。そして今、皆さんは新しい縦糸をつむいでいます。これから青年部は変わっていきますが、そこには必ず縦糸と横糸が続いて行きます。皆さんにはそのような思いをもって、先輩方から与えられた志を次の世代に伝えていっていただきたい」と語りかけられました。

  会議ではまず、この1年間宗家・総本部に出向し、研修を行ってきた第24期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修の修了式が行われました。

L・T出向員研修修了式 小谷一仁代表幹事による謝辞

  続いて、木戸崇夫常任理事より宗家・総本部報告、また、青年部の新体制について以下の説明がそれぞれ行われました。

◇新体制の概要 (関根秀治副理事長)
◇新体制の組織と運営 (野口耕一組織部部長)
◇青年部・ブロック標準規約 (長谷川義翁組織部次長)
◇新体制への移行手続きについて (川村修平財務部部長、松尾拓二組織部主任)

  夕刻には家元夫妻、千 万紀子さん、伊住弘美様、伊住公一朗氏、伊住禮次朗氏、淡交会理事の大谷宗裕氏・納屋宗人氏出席のもと懇親夕食会が開かれ、参加者は和やかに交流を深めました。

家元夫人挨拶

  2日目は新体制での青年部活動を考えるプログラムとして、3つの事例発表と質疑応答が行われました。

◇「青年部ガイダンス」について (東京第六東支部青年部連絡会)
   発表者:齋藤智代君 (東京第六東支部世田谷白雲青年部)
   質問者:市川文子君 (三重北支部四日市青年部)
          中村仁人君 (石川支部能登青年部)


◇「学校茶道茶会」について (札幌第三支部青年部連絡会)
   発表者:田辺祐子君 (札幌第三支部しらかば青年部)
   質問者:田村道子君 (高松支部栗林青年部)
          田中啓子君 (大分支部大分ふない青年部)


◇「奈良支部青年部連絡会の交流茶会」について (奈良支部青年部連絡会)
   発表者:立花清美君 (奈良支部山の辺青年部)
   質問者:渡邉美奈君 (会津支部あいづ青年部)
          高野さやか君 (奄美大島支所奄美青年部)
          槻間いずみ君 (網走支部オホーツク青年部)


  続いて「青年部の新体制を活かそう」をテーマに、ディスカッションを行い、学校茶道との連携や新体制での活動について話し合いました。



  また、望月 寛東北ブロック長が東日本大震災で全国から寄せられた支援や応援に対してお礼を述べました。
  最後に、内舘 茂全国委員会副委員長の謝辞に続いて、木戸崇夫常任理事の閉会の挨拶があり、全てのプログラムを終了しました。

望月 寛東北ブロック長よりお礼の言葉 木戸崇夫常任理事

  なお2日目の開会前、東日本大震災の被災支援を目的に全国委員会が立ち上げた、みどりの絆プロジェクト第2弾として「絆の一碗」運動の呈茶席が設けられました。各ブロックが地域の特色を活かした設えで参加者をもてなしました。

北海道ブロック 東北ブロック

関東第一ブロック 関東第二ブロック

関東第三ブロック 東海ブロック

北陸信越ブロック 近畿第一ブロック

近畿第ニブロック 近畿第三ブロック

東中国ブロック 中部中国ブロック

西中国ブロック 山陰ブロック

四国ブロック 九州ブロック