宗家・総本部行事だよりへ

青年部全国委員会
青年部第54回全国代表者会議・第45回ブロック代表者会議


  平成27年12月5日(土)・6日(日)の両日、リーガロイヤルホテル京都において、千 宗室家元夫妻、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様、納屋宗人様の出席のもと、青年部全国委員会、青年部第54回全国代表者会議・第45回ブロック代表者会議を開催しました。

 ◇全国委員会
  午前10時から、全国委員・全国委員補が出席して開催。
  家元は冒頭の挨拶のなかで「来年、青年部ナショナルコンファレンス2016 in いわきを開催します。この行事をきっかけに、歴史の1ページになりつつある震災に対して改めて心を向けていただきたい。いわきでの行事はターミナルではありません。次の世代の人達がまた先に進んでいけるような場作りをしてください」と期待を述べられました。

家元挨拶

  続いて小川愛一郎全国委員会委員長と行松宏展全国代表者会議議長が挨拶。来年のナショナルコンファレンス2016開催にあたり、行事への不安を取り除き、前を向くための2日間にしていきたいと抱負が語られました。

小川委員長 行松議長

  その後、宗家・総本部報告、全国委員会報告、ナショナルコンファレンス2016についての説明があり、部会ごとに顔合わせと意見交換会が行われました。


 ◇全国代表者会議
  午後2時より、全国委員・全国委員補のほか、全国の青年部部長ら計208名が出席して青年部全国代表者会議が開催されました。

  挨拶に立たれた家元は「来年のナショナルコンファレンスは東日本大震災だけでなく、様々な災いにあった方たちのことを忘れないための行事にしていきたいと思います。各地で起こった災いを自分のこととして受け止め、一碗の茶を以って私達が癒しの立場で積極的に加わっていけるような機会となることを願っています」と出席者を激励されました。

  会議では、まずこの1年間、宗家・総本部に出向し研修を行ってきた第28期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修の修了式が行われました。

L・T出向員研修修了式 岸本直之 代表幹事による謝辞

  続いて、野口耕一今日庵事務局長付より宗家・総本部報告、松井千賀子副議長より全国委員会報告、田中健二情報管理部部長より裏千家における個人情報保護について、川村修平財務部部長よりマイナンバー制度について、木戸崇夫専務理事より平成27年度青年部会員数についての説明がそれぞれ行われました。
  その後、松尾拓二組織部課長が青年部表彰について、長谷川義翁事務局長が青年部ナショナルコンファレンス2016について説明し、1日目の会議を終えました。

木戸専務理事 野口今日庵事務局長付

長谷川事務局長 松井副議長

  夕刻には千 宗室家元夫妻、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様、大谷宗裕様、納屋宗人様ご出席のもと懇親夕食会が開かれ、参加者は宗家を囲んで和やかに交流を深めました。

中田 学直前議長による乾杯

  2日目はまず、東日本大震災復興支援活動に関する事例発表(1青年部2ブロック)が行われました。

苫小牧青年部 佐渡佳子君 東北ブロック 金ヶ崎政伸君

近畿第二ブロック 塩谷將規君 会場の様子

  続いてパスト全国委員の高祖宗奈氏(岡山支部幹事・パスト全国委員)による講演「東日本大震災復興支援活動を通じて見えること、感じること」が行われました。「みどりの絆プロジェクト」を中心に、東日本大震災発生当時の全国委員会委員長として取り組んでこられた復興支援活動について紹介されるとともに復興への思いが語られ、参加者は熱心に耳を傾けました。


  次に「淡交会青年部の東日本大震災復興支援活動について」をテーマにパネルディスカッションを行いました。全国委員の松浦ひかり君、全国委員補の諸橋武明君、宮城青年部部長の結城久仁雄君をパネリストとして迎え、小川全国委員長がコーディネーターをつとめました。


  震災発生当時のそれぞれの地域の様子とその後の歩み、また被災地の現状などが詳しく語られました。ナショナルコンファレンス2016に対する抱負も述べられ、来年の開催に向け機運を高めるいい機会となりました。

最後に、福井正興副委員長の謝辞、そして関根秀治副理事長が主催者を代表して閉会の挨拶を行い、全てのプログラムを終了しました。

福井副委員長謝辞

関根副理事長 閉会挨拶