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        淡交会 青年部 第13回全国大会
  坐忘斎宗匠 第16代御家元継承記念リレー茶会
        ご染筆・お茶杓・お茶碗 引渡式
          咄々斎で厳粛に

  7月4日、宗家において、千 宗室家元、千 玄室大宗匠ご臨席のもと、淡交会青年部第13回全国大会「リレー茶会」のお道具引渡式が行われました。
  9月5〜7日に開催される全国大会に向けて、家元、大宗匠よりのお軸・お茶杓・お茶碗が青年部全国16ブロックを2ルートで廻るリレー茶会が催されます。

  そのスタートとなる引渡式には、本大会の正副実行委員長や全国のブロック長ら23人が出席、利休御祖堂参拝の後、式場の咄々斎に整列しました。
  午前9時開式。家元、大宗匠より、南ルート、北ルートの代表者に、お道具が授与されました。

家元、大宗匠より拝受



挨拶される家元


  家元は挨拶で、「皆さん方が前回の全国大会から今回まで、つつがなく自分の修行を続けてこられた環境に感謝を捧げ、共にその場を喜び合う一助になればという思いを込めてこの道具を託します」と語りかけられ、さらに「9月の本大会で、それぞれの道具が全国の青年茶人の息づきや心の琴線を含んで京都に戻り、双方が合致して大きな団結力となることを念願しています」と、期待をこめられました。
  大宗匠は、「この道具を根幹とし、リレー茶会から全国大会、さらに次の大会へとつないでいくことが大切です。お茶が好きな皆さん方が、お茶を心として一粒の種を蒔き、次の世代を育てていってほしい」と激励。
  本大会実行委員会を代表して、原 昌三委員長が謝辞を述べ、引渡式は無事終了しました。

原委員長より謝辞





【北ルート】
 お  軸 坐忘斎家元筆『四海浪平竜睡穏』
 お茶杓 坐忘斎家元作『福の神』
 お茶碗 鵬雲斎大宗匠箱『翔』
                        大樋長左衛門造
【南ルート】
 お  軸 坐忘斎家元筆『九天雲静鶴飛高』
 お茶杓 坐忘斎家元作『寿恵比呂』
 お茶碗 鵬雲斎大宗匠箱『若き力』
                        大樋長左衛門造


茶道会館「鵬雲の間」に披露された道具を拝見


兜門前で、リレー茶会は正にここからスタートします