実行委員長より挨拶

樫畑直尚
  6月17日、宗家において、青年部第14回全国大会「リレー茶会」のお道具引渡式が行われました。いよいよリレー茶会の始まりです。
  御家元、大宗匠のお気持ちをお道具に託し、全国の会員にその思いが届けられます。この有難い機会を大事に、そして真摯に受けとめ、会員のみならず地域の皆さまにも広めることによって活動の糧として参りたく思います。
  あらためて、このような機会を与えていただいた御家元、大宗匠はじめ御宗家、総本部の皆さまには、全会員を代表し、こころより感謝を申し上げるものです。
  さて、今回は北と南のふたつのルートでリレーされます。北は171青年部、南は203青年部。合わせて374青年部、こうして数字にしてみると実に大きな数です。そしてもちろん、その数に乗じた多くの人たちがこの事業に関わることになります。実はリレー茶会の要諦はここにあります。多くの人たちと同じ目的を持っているという実感を持つことが大事なのです。多くの人が集まり、目には見えないかも知れないが、ひとつのものを作っていくという作業は、社会づくりにも似て大変に意義深いものです。この時代、過ぎた個人主義が生む空疎感漂う社会においては、特に強く感じるのかも知れません。
  全国の会員に皆さまには、事業を一緒に成し遂げる喜びを、そしてご指導をいただく先生方にはこころよりの感謝をメッセージに載せ、私の言葉とさせていただきます。