第7回茶道文化賞
―淡交会第113回全国総会において表彰―


  昨年10月31日に第7回茶道文化賞選考委員会が開催され、授賞者を決定しました。
  総会の席上、千 容子副理事長より選考経過と授賞者が発表、大宗匠、家元より褒賞状と記念品が授与されました。

選考委員
  千 容子家元夫人・淡交会副理事長
  牛尾治朗氏(ウシオ電機株式会社代表取締役会長)
  熊谷信昭氏(兵庫県立大学学長・大阪大学元総長)
  芳賀 徹氏(東京大学名誉教授・京都造形芸術大学名誉学長)
  坂本眞一氏(北海道旅客鉄道株式会社相談役)
  八村輝夫氏(鳥取銀行特別顧問・鳥取商工会議所会頭)
  日野西光尊氏(中宮寺門跡)

茶道文化賞:大松節子氏(大松美術館館長、82歳)

夫の故・大松幸栄氏が収集した秀逸な近代日本画や茶道具などを所蔵、展観する私設の美術館を開設し、芸術・文化の振興に寄与された。美術館に隣接する茶室「耕雲庵」「松翠庵」では数多くの茶事を催され、茶道の普及・発展に多大な貢献をされている。
茶道文化振興賞:橋英一氏(瓢亭14代当主、70歳)

茶のもてなしの心を随所に生かしたしつらいと、素材と季節感を大切にした料理は、まさに懐石料理の真髄といえる。日本料理を世界に普及する一方、後進の育成、京料理の発展に尽力され、京料理を通じて多くの人々にお茶の心を伝えている。


授賞者の発表 受賞者の大松節子氏(左)と橋英一氏(右)