第40回中国地区大会
平成16年度の掉尾に、倉敷の紅葉をごちそうに


お茶湯の儀


  第40回中国地区大会(林 義郎西中国地区長、松田 堯東中国地区長、奥原次郎中部中国地区長)が、千 宗室家元を迎え、11月12〜13日、岡山県倉敷市において開催されました(主管・倉敷支部、杉 慎吾支部長)。家元夫妻が臨席のもと淡交会理事の大谷宗裕氏、岡山県知事の石井正弘氏、倉敷市長の古市健三氏、今日庵老分の湯浅暉久氏、多数の来賓はじめ地区内より同門社中約2700人が参加しました。





●大会日程
  12日午後3時より倉敷アイビースクエアにおいて、準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい、午後3時半より正副支部長・幹事長会議、午後5時半より倉敷チボリ公園において懇親会。13日には倉敷市民会館において大会式典を挙行。







●記念茶会
  両日にわたり、アイビースクエアに濃茶席(倉敷支部担当)、新渓園に薄茶席(玉野支部担当)、倉敷国際ホテルに薄茶席(西大寺支部担当)、芸文館に立礼席(東中国地区学校茶道・青年部東中国ブロック担当)が懸けられました。倉敷市内の美観地区にある諸施設で行われた茶会に、参加者らは晩秋に色づく紅葉を愛で、白壁と煉瓦の建物の景観を楽しみながらゆったりと一碗を味わっていました。


濃茶席(倉敷支部担当) 薄茶席(玉野支部担当)


薄茶席(西大寺支部担当) 立礼席(東中国地区学校茶道・
青年部東中国ブロック担当)





●つどい・会議・懇親会
  各茶席を巡られた家元夫妻は、つどいに出席。会員らを励まされた後、会議において、家元は、「淡交会のいわば管理人として、会員方が居心地のよい場所を作るように生涯かけて取り組んでいきたい」と述べられました。
  懇親会の会場はデンマーク風のテーマパークで、イルミネーションが和やかさに華やぎを添えて盛会。


新入会員のつどい 正副支部長・幹事長会議で挨拶される家元夫人



  懇親会





●大会式典
  家元によるお茶湯の儀。大会の盛会を奉告されるとともに、故納屋宗淡宗匠はじめ物故会員の霊位に一碗を捧げられました。松田地区長、杉支部長の歓迎の挨拶の後、大会決議の発表。大会の名において「よい子いっぱいの街・倉敷」教育推進活動の一助に寄金を贈呈しました。
  家元挨拶に続いて、裏千家社中総代の池田厚子様より寄せられたメッセージを名誉師範の中西宗艶氏が披露。
  表彰会に続いて、特別ご講演で、登壇された家元は、「稽古は入門・小習から進み、真之行台子に至って初めて茶道の体系が理解できる」とされ、修道への心構えを説かれました。


式典で挨拶される家元 講演される家元