第49回 中国地区大会




  平成28年11月12日(土)・13日(日)、岡山県倉敷市において、千 宗室家元はじめ宗家の方々が出席され、第49回中国地区大会(若林昭吾 東中国地区長、奥原信也 中部中国地区長、野村興兒 西中国地区長 主管:倉敷支部 杉 慎吾 名誉支部長、小鍜冶元慎 支部長)が開催されました。
  岡山県知事の伊原木隆太氏(岡山支部顧問)、倉敷市長の伊東香織氏、一億総活躍・拉致問題担当大臣で衆議院議員の加藤勝信氏(倉敷支部顧問)代理・周子夫人、厚生労働副大臣で衆議院議員の橋本 岳氏(倉敷支部顧問)、高梁市長の近藤隆則氏(備北支部顧問)、防府市長の松浦正人氏(山口支部副支部長)をはじめ多数の来賓、中国三地区内外より1,600名を超える同門社中が参加しました。


●青年部のつどい(於・倉敷アイビースクエア)
  12日午前10時30分より開催。ブロック内各青年部より131名が参加。家元挨拶の他、三地区内各ブロック代表者による発表が行われました。




●つどい(於・倉敷アイビースクエア)
  同日正午からの「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」には、352名の会員が参加。
  家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して、倉敷支部の大倉宗真さんが謝辞を、新入会員を代表して倉敷支部の光畑真由美さんが誓いの言葉を述べました。その後、土本宗丘今日庵業躰による講義が行われました。




謝辞 誓いの言葉


●会議(於・倉敷アイビースクエア)
  「正副支部長・幹事長会議」は同日正午より開催。家元挨拶のほか、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。




●大会式典(於・倉敷市民会館)
  午後2時より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して若林地区長と倉敷支部の小鍜冶支部長より歓迎の挨拶。その後、若林地区長より伊東市長へ「倉敷市よい子いっぱい基金」への寄附金が贈呈されるとともに、倉敷市より若林地区長へ感謝状が贈呈されました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して、伊原木知事、伊東市長より祝辞が述べられました。最後に次期大会の主管・広島第二支部の橋本宗利 支部長より、2年後の大会の成功に向けての決意表明がありました。


若林地区長 挨拶 小鍜冶支部長 挨拶


寄附金贈呈 感謝状贈呈


伊原木知事 祝辞 伊東市長 祝辞


橋本支部長 挨拶


  第三部の表彰では家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。


淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は「自然とのかかわり方を知っている街はよい形で残っています。皆さんもそれぞれがお住まいの街とのかかわりを大切にして、その土地ならではの茶の湯を育ててください」と語りかけられました。




●懇親会(於・倉敷アイビースクエア)
  午後5時30分より開宴。若林地区長、家元からの挨拶、逢沢一郎衆議院議員、橋本衆議院議員の来賓挨拶に続いて、伊東市長の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  奥原地区長による中締めの挨拶で締めくくられました。


若林地区長 挨拶 逢沢議員 挨拶


橋本議員 挨拶 伊東市長 乾杯の発声


奥原地区長による中締め


●記念茶会
  12日・13日には、濃茶席(倉敷支部担当)、薄茶席(津山支部担当)、立礼席(青年部東中国ブロック担当)、香煎席(東中国学校茶道担当、12日のみ)がそれぞれ設けられ、参加者は倉敷美観地区の景観を愉しみながら、各席で倉敷の茶の湯文化に触れました。


【濃茶席】倉敷支部担当(於・大橋家住宅)



【薄茶席】津山支部担当(於・倉敷市新渓園)



【立礼席】青年部東中国ブロック担当(於・倉敷市芸文館)



【香煎席】東中国学校茶道担当(於・倉敷市民会館)



  学校茶道の参加校は、倉敷翠松高等学校、おかやま山陽高等学校の皆さん。