第50回 中国地区大会




  平成30年4月14日(土)・15日(日)、広島市において、千 宗室家元夫妻はじめ宗家の方々が出席され、第50回中国地区大会(奥原信也中部中国地区長、若林昭吾東中国地区長、野村興兒西中国地区長、主管:広島第二支部 橋本宗利支部長)が開催されました。
  文部科学大臣の林 芳正氏(参議院議員・下関支部前支部長)、広島県知事の湯ア英彦氏、広島市長の松井一實氏、元衆議院議員の高村正彦氏(山口支部支部長)代理・治子夫人、衆議院議員の岸田文雄氏(広島第一支部顧問)、河井克行氏(広島第二支部顧問)、平口 洋氏(広島第一支部顧問)、小林史明氏(福山支部顧問)、参議院議員の森本真治氏(広島第二青年部副部長)、広島県教育委員会教育長の平川理恵氏、広島市教育長の糸山 隆氏はじめ多数の来賓、地区内外より2,200名の同門社中が参加しました。

●つどい(於・広島国際会議場)
  14日正午より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授拝受者71名、茶名拝受者106名、新入会員86名、合わせて263名の会員が参加。
  倉斗宗覚今日庵業躰による割稽古・盆略点前の解説、家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して広島第二支部の河口宗也さんが謝辞を、新入会員を代表して広島第二支部の新井友美さんが誓いの言葉を述べました。




謝辞 誓いの言葉


●青年部のつどい(於・広島国際会議場)
  つどいと同時刻に開催。青年部のつどいには3つのブロック内各青年部より143名が参加。前半は、スライドを使用してナショナルコンファレンス2016inいわき、青年部全国委員会主催「貫道プロジェクト」、広島平和祈念茶会の報告が行われわれました。後半、千 敬史様のご挨拶の後、3つのブロックの代表者よりナショナルコンファレンス2018で感じたことの発表が行われました。




●会議(於・広島国際会議場)
  「正副支部長・幹事長会議」は午後1時より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。また、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告等が行われました。




●大会式典(於・広島国際会議場フェニックスホール)
  午後2時30分より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、昨年2月にご逝去された元衆議院議員の林 義郎氏(下関支部名誉支部長)、2月にご逝去された篠原康次郎氏(広島第一支部名誉支部長)並びに物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して奥原地区長と主管の広島第二支部・橋本支部長より歓迎の挨拶。その後、広島市へ文化振興基金として金一封が贈呈されました。
  国務の合間をぬってかけつけられた林 大臣、家元の挨拶の後、湯ア知事、松井市長より祝辞が述べられました。最後に次期大会を主管する周防支部の藤井佑三副支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。



奥原地区長 挨拶


橋本支部長 挨拶 広島市へ金一封贈呈


林大臣 祝辞 湯ア知事 祝辞


松井市長 祝辞 藤井副支部長 挨拶


  第三部では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。



淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は「最近は物事の基本がきちんと学べていなかったり、応用力がなくなってきている子どもが増えています。指導者は誰かを叱る時には、相手の資質を見て相手を慮ることも大切です」と語りかけられました。




●懇親会(於・ホテルグランヴィア広島)
  午後6時より開宴。奥原地区長、橋本支部長、家元からの挨拶、岸田議員の来賓挨拶に続いて、若林地区長の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  野村地区長による中締めの挨拶でお開きとなりました。


奥原地区長 挨拶 橋本支部長 挨拶


岸田議員 挨拶 若林地区長 乾杯の発声


野村地区長による中締め


●記念茶会
  大会期間中、広島国際会議場の各会場にて濃茶席(広島第二支部・橋本宗利支部長担当)、薄茶席(呉支部担当)、立礼席(青年部中部中国ブロック・学校茶道担当)が設けられ、参加者は広島の文化と歴史に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。


【濃茶席】広島第二支部・橋本宗利支部長担当



【薄茶席】呉支部担当



【立礼席】青年部中部中国ブロック・学校茶道担当



  学校茶道の参加校は、比治山大学、広島大学、広島文化学園大学、安田女子大学、広島県立大竹高等学校、広島県立広島皆実高等学校、広島市立基町高等学校の皆さん。