第52回北海道地区大会


  9月8日(土)・9日(日)、小樽市において、第52回北海道地区大会(大会会長:坂本眞一地区長)が開催され、千 宗室家元夫妻、千 万紀子様、伊住公一朗様が出席。北海道知事の高橋はるみ氏、副知事の多田健一郎氏、小樽市長の中松義治氏、今日庵老分の加賀美郷氏(東京第三西支部支部長)、大谷宗裕淡交会理事はじめ、地区内外より多数の来賓、支部役員、会員等約1300名が集いました(主管:小樽支部、浅原健藏支部長)。




●記念茶会
  大会期間中、市内各所で記念茶会が開催。濃茶席(小樽支部担当)、薄茶席(小樽支部担当)とふれあい席(学校茶道・青年部担当)の計3席が設けられ、参加者は港町小樽の文化と歴史に触れながら一碗を楽しみました。
  学校茶道の参加校は、小樽商科大学、北海道岩内高等学校、小樽桜陽高等学校、小樽商業高等学校、北海道札幌国際情報高等学校の皆さん。また、伝統文化こども教室で学んでいる子どもたちが参加しました。


【濃茶席(小樽支部担当)】(於・小樽市公会堂)




【薄茶席(小樽支部担当)】(於・マリンウェーブ小樽)


来席された高橋知事


【ふれあい席(学校茶道・青年部担当)】(於・運河プラザ)




●つどい・会議
  8日午後3時30分より小樽市民センターにおいて、「準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい」が開催。準教授・茶名拝受者を代表して小樽支部の股村宗和さんが謝辞を、新入会員を代表して小樽支部の近藤美来さんが誓いの言葉を述べました。


謝辞 誓いの言葉

  「正副支部長・幹事長会議」は、午後4時よりグランドパーク小樽で開催されました。



●懇親会
  午後5時30分よりグランドパーク小樽において、懇親会を開催。坂本地区長、浅原支部長に続き、家元が挨拶。来賓を代表して上林 猛小樽市教育長の挨拶の後、山本秀明小樽商工会議所会頭の発声で乾杯。
  参加者は北海道の味覚を味わいながら、和やかに懇親を深めました。
  最後は、西條文雪副支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。

上林教育長挨拶 山本会頭による乾杯の発声

西條副支部長による中締め


●大会式典
  9日午前9時より小樽市民会館において、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告しご遺徳を偲ばれるとともに、多くの物故者の霊位に対して一碗を捧げられました。


  第二部「式典」では主催者を代表して坂本地区長と主管支部の浅原支部長から挨拶。続いて大会を記念して坂本地区長より小樽市へ、小樽市公会堂整備資金として金一封が贈呈されました。
  家元より挨拶の後、来賓を代表して多田副知事、中松市長が祝辞を述べられました。


坂本地区長挨拶 浅原支部長挨拶

寄付金贈呈

多田副知事祝辞 中松市長祝辞

  第三部「表彰会」では、家元より淡交フェロー・淡交会育成功労者表彰が授与され、会場は拍手に包まれました。

淡交フェロー授与 淡交会育成功労者表彰

  「特別講演」では家元が登壇。「自分の手の届く範囲で、その土地ならではのおもてなしをすることが、茶の湯の楽しみの根本にあります。無理に背伸びをしたお茶会では、初心の心構えが忘れがちになり心入れが疎かになってしまいます。各自が分相応に自然体でお茶を楽しむことが大切であり、飾らないお茶会していただければと存じます」と語られました。