第53回北海道地区大会

平成26年9月27日(土)・28日(日)、札幌市において、千 宗室家元夫妻、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様が出席され、第53回北海道地区大会（吉野次郎地区長、主管：札幌第二支部・梶山義夫支部長）が開催されました。  　衆議院議員の町村信孝氏（札幌支部連合会顧問）、中川郁子氏（帯広支部副支部長）、高橋みほ氏（札幌第二青年部会員）、淡交会監事で山陰地区副地区長の庄司尚史氏、裏千家調査役の大谷宗裕氏はじめ多数の来賓、北海道地区内外より2000名を超える同門社中が参加しました。

●記念茶会  　大会期間中、濃茶席（札幌第二支部担当）、薄茶席（札幌第二支部担当）、ふれあい席（学校茶道・青年部担当）、香煎席（札幌第二支部担当）、名誉師範席（札幌第二支部名誉師範担当）が設けられ、参加者は札幌の文化と歴史に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。

【濃茶席】（於：北海道茶道会館 嘉祥軒）

【薄茶席】（於：ホテルさっぽろ芸文館）

【ふれあい席】（於：ホテルさっぽろ芸文館）

学校茶道の参加校は、北海道教育大学札幌校、酪農学園大学、北海道札幌旭川高等学校、北海道札幌新川高等学校、北海道札幌月寒高等学校、北海道札幌平岸高等学校、北海道札幌南高等学校、札幌新陽高等学校、藤女子高等学校、藤女子中学校、札幌市立手稲東中学校、札幌市立栄北小学校の計12校。

【香煎席】（於：北海道茶道会館 中庭）

【名誉師範席】（於：北海道茶道会館 無限庵）

●青年部のつどい（於･京王プラザホテル札幌）  　27日午後2時30分より開催。青年部のつどいにはブロック内各青年部より201名が参加しました。  　家元は挨拶の中で「柔らかい心を引き締めたり、嫌な気分を上手にほぐしたりする心のやりくりが茶の湯では大切になります」と語られました。

また、後藤宗国 今日庵業躰による「点茶盤薄茶」の実技指導が行われました。

●つどい・会議（於･京王プラザホテル札幌）  　同日、午後3時30分より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催されました。準教授・茶名拝受者を代表して、札幌第二支部の吉村宗美さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の飯田敏之さんが誓いの言葉を述べました。

謝辞	誓いの言葉

「正副支部長・幹事長会議」は午後4時より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。

●懇親会（於･京王プラザホテル札幌）  　午後5時30分より開宴。吉野地区長、梶山支部長、家元からの挨拶、町村淳子氏（町村信孝衆議院議員夫人）、中川郁子衆議院議員の来賓挨拶に続いて、塩野谷恒也副地区長の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。  　福山恵太郎札幌第一支部支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。

吉野地区長 挨拶	梶山支部長 挨拶

町村夫人 挨拶	中川議員 挨拶

塩野谷副地区長 乾杯の発声

福山支部長による中締め

●大会式典（於･ニトリ文化ホール）  　28日午前9時30分より、大会式典を挙行。  　第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、本大会を前にご逝去された前地区長・札幌第一支部支部長 坂本眞一氏、前地区顧問 恩村雄太氏、前空知支部支部長 柳 義文氏をはじめ物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。

第二部式典では、主催者を代表して大会会長の吉野地区長と大会委員長の梶山支部長が挨拶。

吉野地区長 挨拶	梶山支部長 挨拶

続いて、大会を記念して札幌市奨学金へ金一封が贈呈されるとともに、札幌市から感謝状が贈られました。その後、家元が挨拶され、地区並びに梶山支部長をはじめとする主管の札幌第二支部に対し、感謝の意が表されました。

寄付金贈呈

来賓を代表して高橋はるみ北海道知事(代理・山谷副知事)、上田文雄札幌市長（代理・梅津教育委員会生涯学習部部長）、町村信孝衆議院議員が祝辞を述べられ、最後に次期大会を主管する釧路支部の清水幸彦支部長より、２年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。

高橋知事 祝辞	上田市長 祝辞

町村議員 祝辞

清水支部長 挨拶

第三部の表彰では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。

功労者表彰

続く特別講演で、家元は「人生にはリハーサルがありません。どんな一日でも毎日が本番です。良い日も悪い日もしっかりとその日一日を見つめる気持ちが大切です」と語りかけられました。