第39回関東地区大会
幕張メッセで盛大に





  9月19・20日、千葉県千葉市において、千 宗室家元夫妻、伊住弘美様が出席され、第39回関東地区大会(高野孫左ヱ門地区長)が開催されました(主管・千葉県支部、中村浩士支部長)。
  淡交会理事の大谷宗裕氏、櫻井宗幸氏、今日庵老分の湯淺暉久夫妻、千葉県知事の堂本暁子氏(千葉県支部顧問)、前参議院議長・元自治大臣で参議院議員の倉田寛之氏(千葉県支部顧問)、元法務大臣・元防衛庁長官で衆議院議員の臼井日出男氏(千葉県支部顧問)、元文部大臣で参議院議員の中曽根弘文氏(群馬県支部顧問)、衆議院議員の水野賢一氏(千葉県支部顧問)、衆議院議員の小宮山泰子氏(埼玉県西武支部顧問)、千葉県議会議員の臼井正人氏(千葉県支部顧問)、千葉県議会議員の石橋清孝氏(千葉県支部顧問)、館山市長の辻田 実氏(千葉県支部顧問)、東金市長の志賀直温氏(千葉県支部顧問)はじめ多数の来賓、関東第二・第三地区をはじめ各地より3000人を超える同門社中が参加。平日の2日間の開催でしたが、主管支部会員らの行き届いたもてなしの心が溢れる大会となりました。


●大会日程
  大会は幕張メッセをメイン会場に、19日12時30分より国際会議場において正副支部長・幹事長会議、準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい、14時よりイベントホールにおいて大会式典、17時30分からはホテルニューオータニ幕張に会場を移して懇親会。20日は記念茶会が催されました。


●会議・つどい
  家元夫妻は、19日昼に千葉入りされ、つどい参加者対象の呈茶席(青年部担当)に入られた後、準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい、続いて正副支部長・幹事長会議に出席されました。


呈茶席は南総里見八犬伝のモチーフで取り合わせ、棚は全国植樹祭での両陛下お手播き棚を利用したもの


つどいで家元挨拶 会議で挨拶される家元夫人


●大会式典
  大会式典は幕張メッセイベントホールにおいて挙行。
  第一部「お茶湯の儀」。家元が大会の盛会を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに物故会員の霊位に対して一碗を捧げられ、一同も静かに合掌の心を合わせました。


お茶湯の儀 堂本知事より祝辞


  第二部「式典」では、主催者の高野孫左ヱ門地区長、中村浩士支部長より挨拶。発表された大会決議にもとづき千葉県と千葉市それぞれに文化振興基金として金一封が贈呈されました。
  家元は「譲り合いの精神を色濃く伝えているのは茶道です。私どもはそれを次の世に伝えていく責務があるのです」と挨拶されました。
  つづいて堂本暁子知事、千葉市教育委員会生涯学習部長の宮野光正氏より祝辞。
  第三部「表彰会」では、千 容子家元夫人よりご挨拶、その後、家元より各賞が授与されました。
  第四部は家元による「特別講演」。家元は、日常生活の中の和と洋について話し始められ、「日本は工夫する余裕のある文化です。世の中の外観は変わっても私たちの中に"日本的"という記憶は脈々と受け渡されているのです」とし、さらに茶道のもつ奥行きの深さを分かりやすく語り掛けられ、場内の大きな拍手をもって終了しました。


功労者表彰


家元による特別講演


●懇親会
  続いて17時30分からは、ホテルニューオータニ幕張鶴の間において懇親会が催されました。参事で関東第三地区副地区長の野澤隆幸氏による乾杯の後、家元は各席を回り会員らを労われながら記念撮影に応じられるなど和やかに進行しました。


野澤氏より乾杯の発声 各席を回られる家元


●記念茶会
  翌20日には幕張メッセにて、濃茶席(支部長担当)・薄茶席2席(職地域連絡協議会担当・学校茶道連絡協議会担当)と香煎席が設けられました。


   濃茶席:床は後水尾天皇御宸翰 挨拶される中村支部長


    薄茶席(職地域連絡協議会担当)     香煎席


   薄茶席(学校茶道担当):月雪花のテーマを3つの棚で


  学校茶道の参加校は、千葉大学、中央学院大学、麗澤大学、神田外国語大学、清真学園中学校・高等学校、一宮商業高等学校、東金高等学校、流山東高等学校、昭和学院高等学校、千葉経済大学附属高等学校、流山北高等学校、君津商業高等学校、銚子西高等学校、東海大学附属望洋高等学校、百合園幼稚園のみなさん。