第44回・第45回関東地区大会




  10月26日(土)・27日(日)、水戸市において、千 宗室家元夫妻、千 敬史様、千 万紀子様、伊住禮次朗様が出席され、第44回・第45回関東地区大会(森田 均関東第二地区地区長、上野 孝関東第三地区地区長 主管:茨城支部・永井靖彦支部長)が開催されました。
  一昨年の第44回関東地区大会が横浜支部(岡田伸浩支部長)主管で開催予定でしたが、東日本大震災により延期となったため、2大会併せての開催となりました。
  茨城県知事の橋本 昌氏、水戸市長の高橋 靖氏、水戸徳川家15代当主 徳川斉正氏、ご令室の眞木氏、参議院議員の中曽根弘文氏(群馬県支部特別顧問)、岡田 広氏(茨城支部顧問)、淡交会理事の井田純一郎氏(東京第五西支部副支部長)、裏千家調査役の大谷宗裕氏はじめ、多数の来賓、関東第二、第三両地区より1800名を超える同門社中が参加しました。


● 呈茶席(於・茨城県民文化センター本館)
  26日、大会参加者を迎えるための呈茶席(神尾宗悦茨城支部参与担当)が設けられ、一碗が呈されました。




● 青年部のつどい(於・茨城県民文化センター分館)
  26日午前11時より開催され、ブロック内各青年部より150名の参加がありました。
  家元は挨拶の中で「相手の立場に立って考えられること、茶会で言うなら良い亭主、良い客を目指して青年部として身の丈に合った活動を展開してください」と参加者を激励されました。
  また、茨城青年部の歩みや茨城県の地元産業の一部を紹介するワークショップコーナーも設けられ、実演も交えたわかりやすい説明で地元の産品が紹介されました。



ワークショップ


● つどい・会議(於・茨城県民文化センター本館)
  26日午後0時30分より開催。「準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい」では、準教授・茶名拝受者を代表して、茨城支部の谷田部宗代さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の幡谷直朗さんが誓いの言葉を述べました。




謝辞 誓いの言葉


  「正副支部長・幹事長会議」では、家元に続いて容子夫人、敬史様が挨拶に立たれました。




● 大会式典(於・茨城県民文化センター本館)
  同日午後2時より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗を捧げられました。




  第二部式典では、大会会長の森田地区長から主催者代表の挨拶、続いて第44回大会会長の上野地区長、今大会委員長の永井靖彦支部長から挨拶がありました。


森田関東第二地区長挨拶 上野関東第三地区長挨拶


永井支部長挨拶


  その後、大会を記念して森田地区長より茨城県と水戸市へ文化振興基金として金一封を贈呈。続いて挨拶された家元は、永井支部長をはじめ茨城支部の会員方へ感謝の意を表されました。


寄付金贈呈


  来賓を代表して橋本知事、高橋市長が祝辞を述べられ、最後に次回大会を主管する鎌倉支部の上野 孝支部長よりユーモアを交えながらも2年後の大会開催に向けた力強い挨拶がありました。


橋本知事祝辞 高橋市長祝辞


  第三部では功労者表彰が行なわれ、家元から各賞が授与されました。




  続く特別講演で、家元は「今年は無限斎が逝去して50年になります。無限斎がよく書かれていた禅語が“白珪尚可磨”でした。日頃から自分を磨く気持ちを持つということであり、皆さんも茶の湯を通して自己の研鑽に努めていただければと思います」と語られました。




● 懇親会(於・水戸プラザホテル)
  午後5時半より開宴。森田地区長、永井支部長、家元からの挨拶に続いて、橋本知事、徳川斉正氏の祝辞。岡田 広氏の発声で乾杯。参加者は家元を囲んで和やかに懇親を深めました。


森田地区長 徳川斉正氏




  終わりに、大久保博之副支部長による挨拶と一丁締めで締めくくられました。




● 茶会(於・水戸プラザホテル)
  27日、水戸プラザホテルに3席が設けられ、参加者は各席の趣向を楽しみながら一碗を喫しました。

【濃茶席】(支部長・幹事担当)



【薄茶席】(青年部担当)



【立礼席】(学校茶道連絡協議会担当)



学校茶道の参加校は、リリーベール小学校、茗溪学園中学校、東海高等学校、土浦第二高等学校、水戸第二高等学校、茨城県立佐和高等学校、茨城県立常陸大宮高等学校、茨城県立太田第二高等学校、常磐大学高校、茨城キリスト教大学、常磐大学、の計11校。