第43回近畿地区大会
 
大会スローガン「一碗で感謝・合掌・仕え合い」のもと
ミナト神戸市の春を満喫




  第43回近畿地区大会(大会会長・鬼塚喜八郎近畿第三地区長、副会長・小谷隆一近畿第一地区長、上山善紀近畿第二地区長)が、千 宗室家元夫妻出席のもと、4月16・17日、兵庫県神戸市において開催されました(主管・神戸第二支部、村田正雄支部長)。

  淡交会理事の大谷宗裕氏、納屋宗人氏、来賓に兵庫県知事の井戸敏三氏、神戸市長の矢田立郎氏、衆議院議員の松本剛明氏はじめ多数が列席、また地区内より同門社中約4000人が参加。
  大会は、神戸ポートピアホテルをメイン会場に、12時30分より正副支部長・幹事長会議、準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい、14時より大会式典、17時30分よりルミナス神戸2にて懇親会。また、両日にわたり記念茶会が催されました。


● 大会式典



式典で挨拶される家元

千 容子家元夫人挨拶


講演される家元


  14時より、ポートピアホールにおいて大会式典を挙行。
  家元がお茶湯の儀を厳修され、大会の盛会を利休居士、歴代宗匠に奉告されるとともに物故会員の霊位に一碗を捧げられ、静寂に包まれるなか参加者は心一つに合掌。
  式典では、鬼塚地区長、村田支部長より挨拶があり、発表された大会決議に基づき芸術文化振興基金として兵庫県・神戸市・社会福祉法人兵庫盲導犬協会にそれぞれ金一封を贈呈。

  挨拶に立たれた家元は、「この大会を機に、和敬清寂という大きな目標に向かって、基本に立ち返りつつ、それぞれの自由なお茶を楽しんでいただきたい」と語られました。
  井戸知事、矢田市長より祝辞、さらに、千 容子家元夫人より挨拶、功労者表彰に続いて、家元による特別講演が行われました。家元は、地区内支部会員より寄せられたさまざまな質問について丁寧に答えられ、参加者もメモを取りながら熱心に聴き入っていました。


● 懇親会

  懇親会は、豪華客船ルミナス神戸2を借り切ってのクルージング。神戸港内を一周するサンセットクルージングにジャズバンドの生演奏という神戸らしく粋な趣向で催されました。参加者らは、神戸港に沈む夕日を堪能、また、家元は各テーブルを順に回られ記念写真の撮影に応じられました。

  列席された井戸知事より
      「もの淡い夕陽が赤い橋の上 一味同心の道を求めて」(井戸敬三)
                                            の句をいただきました。



家元ご挨拶 記念撮影はテーブルごと和やかに




● 記念茶会

  2日間にわたる茶席は、濃茶席(村田支部長と神戸今日会担当)、薄茶席2席(東播支部担当、淡路支部担当)と、香煎席(学校茶道・青年部担当)が設けられました。
  家元は17日午前に、また容子家元夫人は16日午前に各席を廻られ、一碗を味わわれ席主や会員らと歓談されました。


濃茶席(村田支部長・神戸今日会担当)


薄茶席(東播支部担当)

薄茶席(淡路支部担当) 淡路島の菜の花をごちそうに


香煎席(学校茶道・青年部担当) 神戸の洋菓子と紅茶でのもてなし


  学校茶道の参加校は、神戸学院大学附属高等学校、神戸学院大学、須磨東高等学校、明石清水高等学校のみなさん。