第44回近畿地区大会
 
本年最初の地区大会を利休居士ゆかりの地・堺で




  第44回近畿地区大会(大会会長・千代賢治近畿第二地区長、副会長・松久保秀胤近畿第一地区長、鬼塚喜八郎近畿第三地区長)が、千 宗室家元夫妻出席のもと、4月15・16日、大阪府泉佐野市りんくうタウンにおいて開催されました(主管・堺支部、田中正之支部長)。
  淡交会理事の大谷宗裕氏、納屋宗人氏、来賓に国土交通大臣の北側一雄氏、大阪府知事の太田房江氏、堺市長の木原敬介氏、衆議院議員の中山太郎氏、松本剛明氏、宇野 治氏はじめ多数が列席、また地区内より同門社中約3200人が参加。
  大会は、16日に泉の森ホールにおいて12時30分より正副支部長・幹事長会議、準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい、14時より大会式典、17時30分より全日空ゲートタワーホテル大阪にて懇親会。また、両日にわたり同ホテルにおいて記念茶会が催されました。


● 大会式典
お茶湯の儀

  14時より、泉の森ホールにおいて大会式典を挙行。
  家元がお茶湯の儀を厳修され、大会の盛会を利休居士、歴代宗匠に奉告されるとともに物故会員の霊位に一碗を捧げられ、参加者は心一つに合掌しました。
  式典では、千代地区長、田中支部長より挨拶があり、発表された大会決議に基づき大阪府・堺市・泉佐野市にそれぞれ金一封を贈呈。

  家元は挨拶で、「本大会を機に、“日本的”ということを再確認し、参加者それぞれがよき思い出を得るために、互いに一歩ずつ歩み寄るように気持ちを向けていってください」と語られました。
  北側大臣、太田知事、木原市長より祝辞、さらに、千 容子家元夫人より挨拶、功労者表彰に続いて、家元による特別講演が行われました。
家元は、人と人とが出会う場でのマナーについて語られ、「マナーとは気配りであり、もてなしはそうした気配りの工夫の楽しさです。お茶を通じて、人に対して有難いと合掌する気持ちを多くの人に知っていただきたい」と結ばれ、参加者は熱心に聴き入っていました。


挨拶される家元夫人


千代地区長より寄金の贈呈 功労者表彰


● 懇親会
  懇親会は、全日空ゲートタワーホテル大阪に会場を移して催されました。家元は各テーブルを順に回られ記念写真に応じられたほか、支部会員らと親しく懇談。







● 記念茶会
  2日間にわたる茶席は、濃茶席(堺支部長担当)と、薄茶席2席(堺支部、青年部近畿第二ブロック・堺支部学校茶道連絡協議会担当)が設けられました。


濃茶席(堺支部長担当)

挨拶される田中支部長


薄茶席(堺支部担当) 薄茶席(青年部・学校茶道担当)




  青年部会員らは“南蛮商人風”の衣装で。また学校茶道の参加校は、大阪府立狭山高等学校、府立日根野高等学校、府立誠美高等学校、府立鳳高等学校、堺市立商業高等学校、府立堺上高等学校、府立大和川高等学校、府立堺西高等学校、泉大津市立戎幼稚園のみなさん。