第46回近畿地区大会
明石の歴史と風光に抱かれ、和やかに



  4月13・14日、明石市・神戸市において、千 宗室家元夫妻、伊住弘美様が出席され、第46回近畿地区大会(大会会長:鬼塚喜八郎地区長 近畿第三地区地区長)が開催されました(主管:明石支部、石井澄支部長)。
  淡交会理事の大谷宗裕氏、今日庵老分の湯淺暉久氏、今日庵老分で大阪北支部支部長の丹羽健二氏、今日庵老分で近畿第二地区地区長 大阪東支部支部長の原田収氏、今日庵理事で京都南支部副支部長の大倉治彦氏、淡交会監事で大阪南支部副支部長の廣田元孝氏、兵庫県知事の井戸敏三氏(神戸支部連合会特別顧問)、明石市長の北口寛人氏(明石支部顧問)、衆議院議員の井上喜一氏、松本剛明氏(播磨支部支部長)、山口壯氏(西播磨支部副支部長)、西村康稔氏はじめ多数の来賓、近畿3地区をはじめ各地より2800人を超える同門社中が参加しました。

● 大会日程
  14日は、舞子ビラ神戸において正午より正副支部長・幹事長会議、準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい、14時より明石市民文化会館において大会式典。17時30分より舞子ビラ神戸で懇親会。また、13・14日両日にわたり記念茶会が催されました。





● 記念茶会
  舞子ビラ神戸に、濃茶席(明石支部参与担当)、薄茶席2席(播磨支部担当、青年部近畿第三ブロック・学校茶道担当)の計3席が設けられました。


濃茶席:明石の浜を背景に

薄茶席(播磨支部):御園棚で 薄茶席(青年部・学校茶道):
知新棚に源氏香をあしらって優雅に

  学校茶道の参加校は、神戸女子大学、兵庫教育大学、兵庫県立舞子高等学校、兵庫県立高塚高等学校、兵庫県立社高等学校、兵庫県立明石南高等学校の皆さん。





● 会議・つどい
  宗家方は14日午前、記念茶会の各席を廻られた後、正副支部長・幹事長会議、準教授・茶名拝受者・新入会員のつどいに出席されました。



● 大会式典
  大会式典は14時より、明石市立市民会館において挙行。
  第一部「お茶湯の儀」。家元が大会の盛会を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに物故会員の霊位に対して捧げられた一碗に、一同も静かに合掌の心を重ねました。
  第二部「式典」では、主催者を代表し、鬼塚喜八郎近畿第三地区地区長より歓迎の挨拶に続き、石井澄明石支部支部長が挨拶。発表された大会決議に基づいて、兵庫県と明石市にそれぞれ金一封が贈呈されました。
  家元は、「人と人とが出会い、その場を豊かに居心地よくするためには互いの譲り合いが大切。一碗を通じてその心が広がっていくよう願っています」と挨拶されました。
  来賓の北口寛人市長、井上喜一衆議院議員、松本剛明衆議院議員より祝辞。



お茶湯の儀 鬼塚地区長の挨拶



明石市へ寄金の贈呈 兵庫県より感謝状授与


特別表彰 講演される家元

  第三部「表彰会」では、公務のため遅参された井戸敏三兵庫県知事の祝辞に続き千 容子家元夫人より挨拶、そして家元より各賞が授与されると会場は拍手に包まれました。今年度からは優良会員表彰に「青年部正会員増強部門」が加わり、近畿3地区の5名の教授者が受賞しました。
  第四部「特別ご講演」は家元が登壇。家元は、人との出会いについてさらに深く話し進められ、「自分が一歩踏み出せば相手も歩み寄ってくれる。相手の良いところを探していけば、人間関係はもっと風通しのよいものになるのではないか」と語りかけられました。


● 懇親会
  午後5時30分からは、舞子ビラ神戸において懇親会が催されました。西村康稔衆議院議員のメッセージ披露に続き、松久保秀胤氏(近畿第一地区地区長・奈良支部支部長)による乾杯の後、家元は「つどい」参加者で懇親会出席の70名と記念撮影に臨まれ、中井正人氏(明石支部副支部長)による中締めの挨拶で懇親会は締めくくられました。
  また、午後6時からは青年部・学校茶道の合同懇親会が立食形式で開催。家元との記念撮影もあり、和やかな会となりました。


松久保地区長による乾杯発声 青年部懇親会