第55回九州地区大会




  10月8・9日、千 宗室家元夫妻、千 万紀子さん、伊住弘美様、伊住公一朗氏が出席され、第55回九州地区大会(後藤豊彦地区長、主管:佐賀支部、村岡安廣支部長)が開催されました。
  佐賀県知事の古川 康氏、佐賀市長の秀島敏行氏、衆議院議員の保利耕輔氏(唐津支部・佐賀支部顧問)、今日庵老分の加賀美郷氏、淡交会理事の大谷宗裕氏、橋本宗利氏(広島第二支部支部長)はじめ多数の来賓、九州地区各地より約3200名の同門社中が参加しました。






● 大会日程
  8日、佐賀市文化会館において午後0時半より「正副支部長・幹事長会議」、「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」午後2時より「大会式典」を開催。午後5時半からはホテルニューオータニ佐賀において「懇親会」が行われました。また両日にわたって、マリトピアにおいて「記念茶会」が開かれました。





● 会議・つどい(於 佐賀市文化会館)
  8日午後0時半より、「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授・茶名拝受者を代表して岸川宗里さんが謝辞を、新入会員を代表して後藤裕子さんが誓いの言葉を述べました。宗家方は引き続き「正副支部長・幹事長会議」に出席されました。


つどいで挨拶される家元


準教授・茶名拝受者代表 謝辞
岸川宗里さん
新入会員代表 誓いの言葉
後藤裕子さん


正副支部長・幹事長会議


● 大会式典(於 佐賀市文化会館)
  大会式典は8日午後2時から佐賀市文化会館において挙行。第一部「お茶湯の儀」では家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告されるとともに、物故会員の霊位に対して一碗を捧げられました。




  第二部「式典」では、主催者を代表して後藤豊彦地区長、村岡安廣支部長から挨拶。続いて沖縄支部の秦宗文参事補より大会決議が発表され、佐賀県企業メセナ協議会に金一封が贈呈されました。家元から「茶の湯においては、一碗のお茶をはさみながら、ともに相手を立てて尊敬し、主張するべきところは主張するバランスの良さが根付いているではないでしょうか。どうか、お一人おひとりが心をこめた一碗のお茶を点ててください」と挨拶の後、古川知事、秀島市長、保利衆議院議員はじめ多数の方から祝辞が述べられました。


後藤地区長挨拶 古川知事挨拶


秀島市長挨拶 保利衆議院議員挨拶


  第三部「表彰会」では、家元夫人の挨拶の後、家元より淡交フェローをはじめとする各賞が授与。会場から受賞者に大きな拍手が贈られました。


家元夫人挨拶 淡交フェロー受賞者


  第四部「特別講演」は家元が登壇。家元は、「自分がいまだ知ることの少ない人間であるということを後輩に上手に自覚させることができれば、長幼の序が世の中に戻ってくるのではないでしょうか」と語りかけられ、「後輩は先輩から眼をそらさず、良いところをどんどん身につけていってください。子どもは大人に憧れ、少しずつ少しずつ大人になっていくものなのです」と結ばれました。




● 懇親会(於 ホテルニューオータニ佐賀)
  午後5時半からはホテルニューオータニ佐賀において懇親会が開催されました。家元、後藤地区長、村岡支部長からの挨拶の後、来賓を代表して衆議院議員の今村雅弘氏による挨拶、島津修久氏による乾杯へと続きました。佐賀箪笥長持が披露されるなど、和やかな席で参加者は家元を囲んで交流を深めました。中村眞人副地区長の挨拶で中締めとなりました。


家元挨拶


島津支部長による乾杯 第二会場にて


● 記念茶会(於 マリトピア)
  今大会では両日にわたり濃茶席(村岡支部長担当、佐賀支部参与担当)、薄茶席(佐賀支部担当、同支部青年部担当)、香煎席(同支部学校茶道連絡協議会担当)の5席が設けられ、多彩な趣向で参加者をもてなしました。


【濃茶席】(村岡支部長担当)



【濃茶席】(佐賀支部参与担当)



【薄茶席】(佐賀支部担当)



【薄茶席】(同支部青年部担当)



【香煎席】(同支部学校茶道連絡協議会担当)



  学校茶道の参加校は西九州大学、佐賀県立伊万里高等学校、佐賀県立神埼高等学校、佐賀県立清和高等学校、佐賀県立武雄高等学校、佐賀県立佐賀東高等学校、佐賀県立白石高等学校、佐賀県立嬉野高等学校、佐賀県立佐賀商業高等学校、佐賀県立小城高等学校、佐賀県立致遠館高等学校、佐賀県立牛津高等学校、佐賀県立高志館高等学校、佐賀県立鹿島高等学校、清和中学校、伊万里市立啓成中学校、佐賀県立致遠館中学校、鹿島市立鹿島西部中学校、伊万里市立伊万里小学校、神野小学校、佐賀市立新栄小学校、伊万里市立波多津小学校、三光幼稚園、和光保育園、伝統文化子ども教室(伊万里子ども教室、茶道文化山下教室、伝統文化服部教室)の皆さん。