第56回九州地区大会




  10月27日(土)・28日(日)、北九州市において、第56回九州地区大会(大会会長:石原 進地区長)が開催され、千 宗室家元夫妻、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様が出席。福岡県副知事の服部誠太郎氏、北九州市長の北橋健治氏(北九州支部顧問)、衆議院議員の山本幸三氏、城井 崇氏、緒方林太郎氏、今日庵老分の加賀美郷氏、淡交会理事の大谷宗裕氏はじめ、地区内外より多数の来賓、支部役員、会員等3100名を超える同門社中が集いました(主管:北九州支部、中村眞人支部長)。




●つどい・会議
  27日午後3時半より北九州国際会議場において、「準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい」が開催。準教授・茶名拝受者を代表して北九州支部の上田宗芙さんが謝辞を、新入会員を代表して北九州支部の御供田(ごくでん)理恵さんが誓いの言葉を述べました。


謝辞 誓いの言葉


  「正副支部長・幹事長会議」は、午後4時より開催されました。家元挨拶に続いて家元夫人が挨拶に立たれました。




●懇親会
  午後5時半よりリーガロイヤルホテル小倉において、懇親会を開催。石原地区長、中村支部長に続き、家元が挨拶。続いて、来賓を代表して北橋市長が挨拶し、後藤豊彦名誉地区長の発声で乾杯。参加者は家元を囲み、和やかに懇親を深めました。


石原地区長挨拶 中村支部長挨拶


家元挨拶


北橋市長挨拶 後藤名誉地区長による乾杯


●青年部懇親会
  また、同ホテルにて午後7時10分からは青年部九州ブロック主催の懇親会が開催され、家元が出席。次代を担う青年茶人は家元を囲んで交流を深めました。




●大会式典
  28日午前9時半より西日本総合展示場において、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告し、ご遺徳を偲ばれるとともに多くの物故者の霊位に対して一碗を捧げられました。




  第二部「式典」では主催者を代表して石原地区長と中村支部長から挨拶。続いて大会を記念して石原地区長より北九州市へ「到津(いとうづ)の森公園基金」として金一封が贈呈されました。


石原地区長挨拶 中村支部長挨拶


寄付金贈呈


  家元より挨拶の後、来賓を代表して服部誠太郎副知事、北橋市長が祝辞を述べられました。


服部副知事祝辞 北橋市長祝辞


  第三部「表彰会」では、家元より淡交フェロー・淡交会青年部育成功労者表彰の各賞が授与され、会場から大きな拍手が贈られました。


淡交フェロー授与


  「特別講演」では家元が登壇。家元は今大会での茶席について、「青年部席は広い展示場の空間を考えて、水屋の動作を茶席の表に出しての点て出しという視覚的に楽しませる趣向が画期的な席でした。このお客様に少しでも楽しんでいただこうと工夫する心が大事なのです」と話され、「今大会は、3000人を超える淡交会の会員を親支部・青年部・学校茶道の会員の皆様が工夫をしてもてなそうという気持ちが随所にみられ大変嬉しく思います」と結ばれました。




●記念茶会
  大会期間中、濃茶席(北九州支部名誉師範担当)、薄茶席(同支部担当)、薄茶席(同支部青年部担当)、香煎席(同支部校茶道連絡協議会担当)が設けられ、参加者は城下町小倉の文化と歴史に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。

【濃茶席(北九州支部名誉師範担当)】(於・リーガロイヤルホテル小倉)



【薄茶席(同支部担当)】(於・西日本総合展示場)



【薄茶席(同支部青年部担当)】(於・西日本総合展示場)



【香煎席(同支部学校茶道連絡協議会担当)】(於・リーガロイヤルホテル小倉)


  学校茶道の参加校は、産業医科大学、西南女子大学、若松高校、門司学園高校、明治学園中学、西門司小学校、吉田市民センター、足原学童保育、曽根ひかり幼稚園、神愛幼稚園、浜町幼稚園の皆さん。