第59回 九州地区大会




  平成30年11月3日(土)・4日(日)、宮崎市において、千 宗室家元はじめ宗家の方々が出席され、第59回九州地区大会(後藤豊彦名誉地区長、石原 進地区長、主管:宮崎支部・川越宏樹支部長)がシーガイアコンベンションセンターを会場に開催されました。
  宮崎県知事の河野俊嗣氏、宮崎市長の戸敷 正氏(宮崎支部顧問)、都城市長の池田宜永氏(宮崎支部顧問)、小林市長の宮原義久氏(宮崎支部顧問)、衆議院議員の武井俊輔氏(宮崎支部顧問)をはじめ多数の来賓、地区内外より1,800名を超える同門社中が参加しました。

●つどい
  3日午後3時より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催され、準教授拝受者70名、茶名拝受者129名、新入会員84名、合わせて283名が参加。
  志村宗光今日庵業躰による割稽古についての講義、家元の挨拶に続いて準教授・茶名拝受者を代表して、宮崎支部の竹井宗馬さんが謝辞を、新入会員を代表して宮崎支部の吉村洋子さんが誓いの言葉を述べました。


謝辞 誓いの言葉


●青年部のつどい
  つどいと同時刻に開催され、ブロック内各青年部より109名が参加。千 敬史様の挨拶を挟んで前半と後半に分け、「伝統文化を次世代につなぐには」をテーマに白石英司九州ブロック長をコーディネーター、宮崎青年部の長田里美君、妻木千代美君をパネリストとするパネルディスカッションが行われました。


敬史様ご挨拶 パネルディスカッション


●会議
  「正副支部長・幹事長会議」は午後4時より開催。家元の挨拶に続いて、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。




●懇親会
  午後5時30分より開宴。冒頭、宮崎支部会員による茶道吟が披露され、石原地区長、後藤名誉地区長、川越支部長、家元からの挨拶に続いて武井衆議院議員の発声で乾杯。途中には河野知事も駆けつけられ、参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  その後、岡田憲明 宮崎支部副支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。


石原地区長 挨拶 後藤名誉地区長 挨拶


川越支部長 挨拶 武井議員 乾杯の発声


河野知事 祝辞 岡田副支部長による中締め


●大会式典
  4日、午前9時30分より大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、過日逝去された特別参事の千寿健夫 大分支部副支部長、椛島竹千代 大牟田支部副支部長、黒木宗寿 宮崎支部参与はじめ物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して石原地区長と宮崎支部の川越支部長より挨拶。その後、大会を記念してみやざき芸術文化振興基金へ金一封が贈呈されました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して河野知事(代読:鶴田安彦 宮崎県総合政策部次長)、戸敷市長より祝辞が述べられました。最後に次期大会の主管・大分支部の山本記顯支部長より2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


石原地区長 挨拶 川越支部長 挨拶


寄付金贈呈


河野知事 祝辞
(代読 鶴田宮崎県総合政策部次長)
戸敷市長 祝辞


山本支部長 挨拶


  第三部では、家元から功労者表彰として家元特別表彰、淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。


家元特別表彰 淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は点前をする際の「構え」の大切さを説かれるとともに、分相応のお茶について触れられ、「九州の皆さんが普段何気なく接している色々な物を茶の湯に活かしていただき、それによって地域の文化力を上げていってください」と語りかけられました。




●記念茶会
  大会両日、会場内に濃茶席(宮崎支部長担当)と薄茶席3席(宮崎支部、青年部、学校茶道担当)の計4席が設けられ、参加者は宮崎の歴史と文化に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。


【濃茶席】川越支部長担当



【薄茶席】宮崎支部担当



【薄茶席】宮崎青年部担当



【薄茶席】宮崎学校茶道担当



  学校茶道参加校は、宮崎大学、南九州大学、都城工業高等専門学校、聖心ウルスラ学園、日南学園高等学校、延岡学園尚学館中・高等部、宮崎学園中・高等学校、県立宮崎南高等学校、県立宮崎農業高等学校、県立高城高等学校、県立佐土原高等学校、県立小林高等学校、県立都城西高等学校、県立富島高等学校、県立本庄高等学校、宮崎日大高等学校、宮崎日大中学校の計17校。