第49回山陰地区大会




  平成26年6月21日(土)・22日(日)、鳥取市において、千 宗室家元、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様が出席され、第49回山陰地区大会(八村輝夫地区長、主管:鳥取支部・八村輝夫名誉支部長、藤縄匡伸支部長)が開催されました。
  鳥取県知事の平井伸治氏、鳥取市長の深沢義彦氏、衆議院議員の石破 茂氏(代理 佳子夫人)、参議院議員の舞立昇治氏、裏千家調査役の大谷宗裕氏はじめ多数の来賓、山陰地区内より1200名を超える同門社中が参加しました。


●青年部のつどい(於・とりぎん文化会館)
  21日、午前11時30分より開催。青年部のつどいにはブロック内各青年部より108名が参加しました。
  家元は挨拶の中で「地元の道具を使うことにより、自らの故郷を知るきっかけとなり、さらに作家を訪ねればそこに出会いが生まれます。茶の湯が紡ぐ土地の縁、人の縁を大事にして活動してください」と話されました。




  また、青年部OBによる体験談や新入会員による意見発表も行われ、活動意欲を高める機会となりました。


●つどい・会議(於・とりぎん文化会館)
  同日、午後0時30分より「準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい」が開催されました。準教授・茶名拝受者を代表して、鳥取支部の有田宗映さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の岡田和美さんが誓いの言葉を述べました。




謝辞 誓いの言葉


  「正副支部長・幹事長会議」は午後0時30分より開催。




●大会式典(於・とりぎん文化会館)
  21日午後2時より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部式典では、主催者を代表して大会会長の八村地区長と大会委員長の藤縄支部長が挨拶。


八村地区長 挨拶 藤縄支部長 挨拶


寄付金贈呈


  続いて、大会を記念して社会福祉法人鳥取こども学園へ金一封が贈呈されました。その後、家元が挨拶され、藤縄支部長をはじめとする主管の鳥取支部に対し、感謝の意が表されました。
  来賓を代表して平井知事、深沢市長が祝辞を述べられ、最後に次期大会を主管する島根支部の絲原コ康支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


平井知事 祝辞 深沢市長 祝辞


  第三部の表彰では、家元から功労者表彰として淡交フェローが授与されました。


淡交フェロー授与


  続く特別講演で、家元は「文化力というのは体の能力でなく、心の能力です。短距離走で例えるならば、遅くても、負けが決まっていても、最後まで全力で走ろうと思い続ける能力です。茶の湯の稽古にゴールはありませんが、常に全力で臨もうという気持ちを持ち続けてください」と語りかけられました。




●懇親会(於・ホテルニューオータニ鳥取)
  午後5時30分より開宴。八村地区長、藤縄支部長、家元の挨拶に続いて、庄司尚史副地区長(淡交会監事・参事)の発声で乾杯。その後、参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。


八村地区長 挨拶 藤縄支部長 挨拶


庄司副地区長 乾杯


●記念茶会
  22日、濃茶席(八村地区長担当)、薄茶席(支部・青年部担当)、薄茶席(学校茶道連絡協議会担当)が設けられ、参加者は鳥取の歴史と文化に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。


【濃茶席(八村地区長担当)】(於:ホテルニューオータニ鳥取)



【薄茶席(支部・青年部担当)】(於:とりぎん文化会館)



【薄茶席(学校茶道連絡協議会担当)】(於:とりぎん文化会館)



  学校茶道の参加校は、鳥取環境大学、鳥取敬愛高等学校、鳥取湖陵高等学校、鳥取城北高等学校、鳥取西高等学校、浜坂高等学校、八頭高等学校、河原中学校、気高中学校、国府中学校、湖東中学校、湖南学園中学校、桜ヶ丘中学校、鹿野中学校、高草中学校、智頭中学校、千代南中学校、鳥取北中学校、鳥取大学附属中学校、鳥取西中学校、鳥取東中学校、鳥取南中学校、中ノ郷中学校の計23校。