第50回 山陰地区大会




  平成28年10月15日(土)・16日(日)、島根県松江市において、千 宗室家元夫妻はじめ宗家の方々が出席され、第50回山陰地区大会(八村輝夫 地区長 主管:島根支部 絲原徳康 支部長)が開催されました。
  島根県知事の溝口善兵衛氏、松江市長の松浦正敬氏、元復興大臣で衆議院議員の竹下 亘氏、参議院議員の島田三郎氏をはじめ多数の来賓、地区内外より1,300名を超える同門社中が参加しました。


●青年部のつどい(於・くにびきメッセ)
  15日正午より開催。ブロック内各青年部より90名が参加。家元挨拶の他、「私らしく自分仕様の青年部活動」と題して青年部会員による座談会が行われました。




●つどい(於・くにびきメッセ)
  同日午後1時からの「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」には、157名の会員が参加。
  家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して、島根支部の妹尾宗加さんが謝辞を、新入会員を代表して島根支部の鴨木聡子さんが誓いの言葉を述べました。その後、倉斗宗覚今日庵業躰による割稽古の実技解説が行われました。




謝辞 誓いの言葉


●会議(於・くにびきメッセ)
  「正副支部長・幹事長会議」は同日午後1時より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶をされました。また、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。




●大会式典(於・くにびきメッセ)
  午後2時30分より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して八村地区長と島根支部の絲原支部長より歓迎の挨拶。その後、寄付金贈呈が行われ、松江市社会福祉協議会(代表 加藤滋夫 氏)に金一封が贈られました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して、溝口知事、松浦市長、竹下衆議院議員、島田参議院議員より祝辞が述べられました。最後に次期大会の主管・倉吉支部の牧田泰博 副支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


八村地区長 挨拶 絲原支部長 挨拶


松江市社会福祉協議会へ金一封贈呈


溝口知事 祝辞 松浦市長 祝辞


竹下議員 挨拶 島田議員 挨拶


牧田副支部長 挨拶


  第三部の表彰では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。


淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は「今この場に私たちが集えているのは茶の湯を通じた出会いがあり、人と人との縁が続いてきたからです。この茶の湯から生まれた良い縁を、我々の子や孫の次の世代に繋いでいきましょう」と語りかけられました。






●懇親会(於・ホテル一畑)
  午後6時より開宴。八村地区長、絲原支部長、家元からの挨拶、溝口知事の来賓挨拶に続いて、松浦市長の発声で乾杯。途中には島根県JAいずも女性部塩治支部の劇団「えんまん座」による演目「七福神」が催され、参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  庄司尚史 副地区長による中締めの挨拶で締めくくられました。


八村地区長 挨拶 絲原支部長 挨拶


溝口知事 挨拶 松浦市長 乾杯の発声


演目「七福神」 庄司副地区長による中締め


●記念茶会
  15日・16日には、くにびきメッセにて濃茶席(絲原島根支部長担当)、薄茶席(島根支部担当)、立礼席(島根青年部担当)、香煎席(島根学校茶道担当)が設けられ、参加者は秋晴れの空の下、各席で松江・出雲の茶の湯文化に触れました。


【濃茶席】島根支部担当(於:くにびきメッセ)



【薄茶席】島根支部担当(於:くにびきメッセ)



【立礼席・香煎席】島根青年部・学校茶道担当(於:くにびきメッセ)



  学校茶道の参加校は、島根大学、県立出雲高等学校、県立出雲商業高等学校、県立大社高等学校、県立松江農林高等学校、出雲西高等学校、育英幼稚園の皆さん。