第51回 山陰地区大会




  平成30年9月29日(土)・30日(日)、鳥取県倉吉市において、千 宗室家元はじめ宗家の方々が出席され、第51回山陰地区大会(八村輝夫 名誉地区長 絲原徳康 地区長 主管:倉吉支部 石田耕太郎 支部長)が開催されました。
  鳥取県知事の平井伸治氏(鳥取支部顧問)、衆議院議員の赤澤亮正氏(境港・米子支部顧問)、参議院議員の舞立昇治氏(倉吉支部顧問)をはじめ多数の来賓、地区内外より1,200名を超える同門社中が参加しました。

●つどい(於・鳥取県立倉吉未来中心)
  29日午後0時30分より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催され、準教授拝受者24名、茶名拝受者37名、新入会員65名、合わせて126名が参加。倉斗宗覚今日庵業躰による講義、家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して倉吉支部の速水宗恵さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の高橋真由美さんが誓いの言葉を述べました。




謝辞 誓いの言葉


●青年部のつどい(於・倉吉交流プラザ)
  つどいと同時刻の午後0時30分より開催され、ブロック内各青年部より91名が参加。同7青年部の代表による青年部の主張、伊住公一朗様の挨拶の後、公一朗様、禮次朗様への一問一答が行われ、和やかな雰囲気のなか青年部会員から事前に寄せられた質問に答えられました。




●会議(於・倉吉未来中心)
  「正副支部長・幹事長会議」は同日午後1時30分より開催。家元に続いて伊住公一朗様、禮次朗様が挨拶をされました。また、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。






●大会式典(於・倉吉未来中心)
  午後3時より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して絲原地区長と倉吉市長でもある倉吉支部の石田支部長より歓迎の挨拶。その後、絲原地区長から小椋博幸 倉吉市教育委員会教育長へ記念品目録贈呈が行われ、倉吉市教育委員会を通じて管下の小中学校に盆略点前セットが贈られました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して平井知事、赤澤衆議院議員より祝辞が述べられました。最後に次期大会の主管・江津支部の近江驫ー支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


絲原地区長 挨拶 倉吉市長・石田支部長 挨拶


倉吉市教育委員会へ記念品目録贈呈


平井知事 祝辞 赤澤議員 祝辞


近江支部長 挨拶


  第三部の表彰では、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。


淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


続く特別講演で家元は「皆さん方が何かをなさるときに一所懸命相手を見つめるようにしてみてください。たとえ自分と目線が絡まなかったとしても、そちらに目をむければ心もそちらに向いていきます。今日少し努力をすれば明日の姿は変わる。そのようなつもりで毎日の稽古に励んでみてください」と語りかけられました。




●懇親会(於・倉吉シティホテル)
  午後6時より開宴。絲原地区長、石田支部長、家元からの挨拶、舞立参議院議員の来賓挨拶に続いて、八村名誉地区長の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深め、淡交会監事の庄司尚史 副地区長による挨拶で締めくくられました。


絲原地区長 挨拶 石田支部長 挨拶


舞立議員 挨拶 八村名誉地区長による乾杯の発声


●記念茶会(於・倉吉未来中心)
  29日・30日には、濃茶席(倉吉支部担当)、薄茶席(倉吉支部・青年部・学校茶道担当)、ふれあい席(倉吉学校茶道担当)が設けられ、参加者は各席で倉吉の茶の湯文化に触れ一碗を楽しみました。


【濃茶席】倉吉支部担当



【薄茶席】倉吉支部・青年部・学校茶道担当



【ふれあい席】倉吉学校茶道担当



  学校茶道の参加は、鳥取短期大学、倉吉総合看護専門学校、県立倉吉東高等学校、県立鳥取中央育英高等学校、うつぶき茶道教室、こども北栄塾茶道教室、古布庄こども茶道教室の皆さん。