-裏千家ホームページ　第41回四国地区大会

第41回四国地区大会

　10月9・10日、愛媛県松山市・伊予郡砥部町において、千宗室家元夫妻、伊住弘美様が出席され、第41回四国地区大会（坂田雄幸地区長）が開催。今回は伊予支部（福本孝支部長）を中心に大洲支部（井関和彦支部長）・八幡浜支部（吉見弘晏支部長）・宇和島支部（島原傳喜支部長）の南予四支部が主管をつとめました。
　衆議院議員の塩崎恭久氏（松山支部支部長）、松山市長の中村時広氏（松山支部顧問）、砥部町長の中村剛志氏、元参議院議員の関谷勝嗣氏（松山支部顧問）はじめ多数の来賓、四国地区をはじめ各地より1700名を超える同門社中が参加しました。

●大会日程
　9日13時より砥部町文化会館において「準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい」、「正副支部長・幹事長会議」、14時30分より愛媛県総合運動公園体育館において「大会式典」、18時15分より松山全日空ホテルにおいて「懇親会」。そして9日・10日の両日に亘り「記念茶会」が催されました。

●つどい・会議
　9日午後に松山市へ到着された宗家方は、砥部町文化会館において行われた「準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい」へ。続いて「正副支部長・幹事長会議」に出席されました。

つどいで挨拶される家元


準教授･茶名拝受者代表謝辞伊予支部岡田宗文さん	新入会員代表「誓いの言葉」伊予支部松村さを里さん

●大会式典
　大会式典は愛媛県総合運動公園体育館において挙行。
　第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、永年に亘り地区や支部の役員を務められ逝去された前四国地区長・高知支部長の濱田耕一氏、前新居浜支部支部長の嶋田米太郎氏、大洲支部名誉支部長の井関清一氏、前松山支部支部長の石川富次郎氏はじめ物故会員の霊位に対して一碗を捧げられ、一同も静かに合掌しました。

　第二部「式典」では、本年度より四国地区長に就任した坂田雄幸地区長、福本孝伊予支部支部長から歓迎の挨拶の後、吉見弘晏八幡浜支部支部長より発表された大会決議にもとづき砥部町の文化振興のため金一封が贈呈されました。挨拶された家元は「皆さん方お一人おひとりの豊かで優しい心が多くの方々の潤いとなり社会に一灯をともせるよう、この大会が思いを繋いでいく場であり続けてほしいと思います」と話されました。
　続いて塩崎恭久衆議院議員（松山支部支部長）、中村剛志砥部町長より来賓祝辞。


坂田地区長挨拶	福本支部長挨拶


吉見支部長より大会決議発表	坂田地区長より中村町長に金一封を贈呈

　第三部「表彰会」では、家元夫人の挨拶の後、家元より各賞が授与されると会場は拍手に包まれました。また、地区長表彰では12名の功労者へ表彰状と記念品が贈られました。


家元夫人挨拶	表彰会

　第四部「特別ご講演」は家元が登壇。家元は、人と人との縁や信頼関係を築く心構えについて話され「ありのままの姿で相手に向き合えば、相手も安心して心を開いて一歩近づいてくれるでしょう。お互いが相手の佇まいに敏感になることで信頼関係がうまれます。人と向かい合う勇気が、自分たちの生活の中で縁をつむいでいく楽しみを見つける羅針盤となるのではないでしょうか」と参加者に語りかけられました。

●懇親会
　続いて会場を松山市内の松山全日空ホテル（ダイヤモンドボール）に移し、18時15分から懇親会が催されました。坂田雄幸地区長、井関和彦大洲支部支部長、家元の挨拶に続き、来賓を代表して中村時広松山市長（松山支部顧問）から祝辞。檜垣俊幸今治支部支部長による乾杯の後、家元は各席を回り記念撮影に応じられるなど、会員と和やかに懇談されました。