第42回四国地区大会




  11月5・6日、高松市において、千 宗室家元夫妻、千 万紀子さん、伊住弘美様、伊住公一朗氏が出席され、第42回四国地区大会(井関和彦地区長)が開催されました(主管・高松支部、藤本孝雄支部長)。
  香川県知事の浜田恵造氏、高松市長の大西秀人氏(高松支部顧問)、衆議院議員の平井卓也氏、玉木雄一郎氏、今日庵老分の加賀美郷氏、淡交会理事の大谷宗裕氏はじめ多数の来賓、四国地区をはじめ各地より2,000名を超える同門社中が参加しました。

●大会日程
  5日、13時より全日空ホテルクレメント高松において「準教授・茶名拝受者並びに新入会員のつどい」および「正副支部長・幹事長会議」、14時30分よりアルファあなぶきホール(県民ホール)にて「記念式典」、17時45分より全日空ホテルクレメント高松にて「懇親会」。また、5・6日の両日にわたり玉藻公園披雲閣・アルファあなぶきホールにおいて「記念茶会」が催されました。





●つどい・会議
  5日午後より、宗家方は「準教授・茶名拝受者並びに新入会員のつどい」へ、続いて「正副支部長・幹事長会議」に出席されました。




準教授・茶名拝受者代表「謝辞」
高松支部 林 宗京さん
新入会員代表「誓いの言葉」
同支部 貞中浩美さん


正副支部長・幹事長会議


●大会式典
  大会式典はアルファあなぶきホールにおいて挙行されました。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、四国地区長として第41回四国地区大会会長を務められ、昨年11月に逝去された坂田雄幸氏をはじめ、物故会員の霊位に対して一碗を捧げられ、一同も静かに合掌しました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して井関和彦地区長と主管高松支部の藤本孝雄支部長が挨拶。続いて、吉見弘晏参事より発表された大会決議にもとづき、高松市の文化振興基金として金一封が贈呈されました。
  家元は「お茶の世界を根底に地域の多くの方々と交流し、皆さん方お一人おひとりを通じて今の日本の若い人たちが見失いがちな日本の心、日本の良さ、本来の日本のあるべき姿を伝えていっていただきたいと思います」と挨拶。続いて、来賓を代表して浜田恵造県知事、大西秀人高松市長より祝辞があり、来年度地区大会を主管する徳島支部の村崎正人副支部長による挨拶で式典は閉会しました。

井関地区長挨拶 藤本支部長挨拶


家元挨拶 吉見参事より大会決議の発表


  家元夫人の挨拶の後、第三部「表彰会」では功労者表彰が行われ、家元より各賞が授与されると会場は拍手に包まれました。また、地区長表彰では20名の受賞者に表彰状と記念品が手渡されました。


家元夫人挨拶 表彰会


  第四部「特別ご講演」は家元が登壇。家元は、「四国にはそれぞれの土地に適った独特の茶風がのこっています。皆さん方が地域の特性を茶の湯に取り入れることで、次の世代の人たちがその土地ならではの生活文化に出会うことができるのではないでしょうか」と話されました。




●懇親会
  続いて、17時45分より全日空ホテルクレメント高松において懇親会が催されました。井関和彦地区長、藤本孝雄支部長の挨拶に続き、来賓を代表して平井卓也衆議院議員の祝辞。家元の挨拶、加藤宏一郎高松支部副支部長による乾杯の発声の後、家元は各席を回り記念撮影に応じられ、吉見弘晏副地区長による中締めの挨拶で懇親会が締めくくられました。


平井氏より祝辞 加藤副支部長による乾杯の発声


吉見副地区長より中締めの挨拶


●青年部懇親会
  また、懇親会に続いて青年部四国ブロック主催(青野宗和ブロック長)の「青年部二次会」が開催。家元を囲んで記念撮影も行われ楽しいひと時となりました。


青野ブロック長挨拶 家元挨拶


●記念茶会
  玉藻公園披雲閣に濃茶席および薄茶席(高松支部担当)、アルファあなぶきホールにおいて香煎席(高松支部担当)、青年部立礼席(高松支部青年部担当)、学校茶道席の計5席が設けられ、参加者は各席の趣向を楽しみました。


【濃茶席】高松支部担当


【薄茶席】高松支部担当


【香煎席】高松支部担当


【青年部立礼席】高松支部青年部担当


【学校茶道席】高松支部学校茶道連絡協議会を主として、多くの学生・生徒が担当しました。


  学校茶道の参加校は、太田小学校、神前小学校、下笠居小学校、渕崎小学校、三本松小学校、庵治中学校、一宮中学校、協和中学校、香南中学校、龍雲中学校、小豆島高等学校、高松一高、高松北高等学校、土庄高等学校、農業経営高等学校、三木高等学校、高松短期大学、香川大学、徳島文理大学、穴吹ゼミ、引田子ども茶道、わくわくチャレンジの皆さん。