第45回四国地区大会




  平成27年11月7日(土)・8日(日)、香川県の西讃(善通寺市・丸亀市・琴平町)において、千 宗室家元夫妻はじめ宗家の方々が出席され、第45回四国地区大会(中山紘治郎地区長、主管:香川支部・佐藤融司支部長)が開催されました。
  厚生労働大臣の塩崎恭久氏(松山支部支部長)、香川県知事の浜田恵造氏(高松支部顧問)、丸亀市長の梶 正治氏、国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣の山本順三氏(今治支部顧問)、衆議院議員の玉木雄一郎氏(香川支部顧問)、瀬戸隆一氏(香川支部・高松支部顧問)、大野敬太郎氏(香川支部顧問)、参議院議員の木村義雄氏(香川支部顧問)、井原 巧氏(三島支部支部長)、総本山善通寺法主の樫原禅澄猊下はじめ多数の来賓、地区内外より1700名を超える同門社中が参加しました。

●青年部のつどい(於・琴参閣)
  7日午後3時より開催。青年部のつどいには四国ブロック内各青年部より56名が参加しました。
  家元は挨拶の中で「親の姿から子供が様々なことを学ぶように、皆様方の姿を見て、茶の湯を知らない人が何かを学んでいただけるようにしてください」と語られました。




  その後、北岡省三氏(漆芸家)による講演「讃岐漆芸について」が行われました。


●つどい(於・琴参閣)
  同日、午後3時より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授拝受者47名、茶名拝受者105名、新入会員89名の計241名の会員が参加。
  準教授・茶名拝受者を代表して、香川支部の牧山宗澄さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の長畑恵里子さんが誓いの言葉を述べました。
  合わせて、後藤宗国今日庵業躰による御園棚点前の実技指導が行われました。




謝辞 誓いの言葉


●会議(於・琴参閣)
  「正副支部長・幹事長会議」は午後4時より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。




●懇親会(於・琴参閣)
  午後5時30分より開宴。五色台サヌカイト(香川県の石で作られた楽器)演奏の後、中山地区長、佐藤支部長、家元からの挨拶、樫原法主猊下による来賓挨拶に続いて、瀬川大秀総本山仁和寺執行長・真言宗御室派宗務総長(西条支部支部長)の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  小川 保香川支部副支部長(多度津町議会議員)による中締めの挨拶で締めくくられました。

中山地区長 挨拶 佐藤支部長 挨拶


樫原法主猊下 挨拶 瀬川執行長 乾杯の発声


小川副支部長による中締め


●大会式典(於・丸亀市民会館)
  8日午前9時30分より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、淡交会物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。



  第二部では、まず来賓を代表して塩崎厚生労働大臣から祝辞並びに次期大会主管松山支部の支部長としての決意表明があり、その後、浜田知事、梶市長が祝辞を述べられました。


塩崎大臣 祝辞・挨拶 浜田知事 祝辞


梶市長 祝辞


その後、主催者を代表して大会会長の中山地区長と大会実行委員長の佐藤支部長が挨拶。


中山地区長 挨拶 佐藤支部長 挨拶


  続いて、大会を記念して丸亀市、善通寺市、琴平町社会福祉協議会へ金一封が贈呈されました。その後、家元が挨拶され、地区並びに佐藤支部長をはじめとする主管の香川支部に対し、感謝の意が表されました。




寄付金贈呈


  第三部の表彰では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。





  続く特別講演で家元は「多くの知識を得るだけではなく、今の自分にとって本当に必要なものを知り、それを身につけることが修行ではないでしょうか。それは茶の湯でも同じことです」と語りかけられました。




●記念茶会
  大会期間中、濃茶席(佐藤宗和支部長担当)、薄茶席(香川支部坂出分会担当)、香煎席(香川支部丸亀分会担当)、薄茶席(青年部・学校茶道担当)が設けられ、参加者は西讃の歴史と文化に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。

【濃茶席】佐藤支部長担当(於:善通寺 宸殿)



【薄茶席】香川支部坂出分会担当(於:善通寺 いろは会館)



【香煎席】香川支部丸亀分会担当(於:善通寺 遍照閣)



【薄茶席】青年部・学校茶道担当(於:旧善通寺偕行社)



  学校茶道の参加校は、香川短期大学、香川看護専門学校、善通寺第一高等学校、尽誠学園高等学校、飯山高等学校、多度津高等学校、城西高等学校の計7校。