第58回 東北地区大会




  平成29年5月26日(金)・27日(土)、青森市において、千 宗室家元はじめ宗家の方々が出席され、第58回東北地区大会(長谷川吉茂今日庵老分・地区長、主管:青森支部 千葉 満支部長)が開催されました。
  青森県知事の三村申吾氏、青森市長の小野寺晃彦氏、衆議院議員の鈴木俊一氏(岩手支部支部長)、参議院議員の田名部匡代氏はじめ多数の来賓、地区内外より1,500名の同門社中が参加しました。

●つどい(於・リンクステーションホール青森)
  26日午後3時30分より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授拝受者40名、茶名拝受者57名、新入会員44名、合わせて141名の会員が参加。
  家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して、青森支部の堀越宗川さんが謝辞を、新入会員を代表して青森支部の玉田泰世さんが誓いの言葉を述べました。その後、倉斗宗覚今日庵業躰による講義が行われました。




謝辞 誓いの言葉


●会議(於・ホテル青森)
  「正副支部長・幹事長会議」は午後3時30分より開催。家元の挨拶に続いて、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。




●懇親会(於・ホテル青森)
  午後5時30分より開宴。長谷川地区長、千葉支部長、家元からの挨拶、若井敬一郎青森商工会議所会頭の来賓挨拶に続いて、樋 憲 黒石市長(青森支部副支部長)の発声で乾杯。青森支部より2月にご婚約をされた万紀子様に津軽塗の夫婦箸が贈られるなど参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  畑中和紀青森支部副支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。


長谷川地区長 挨拶 千葉支部長 挨拶


若井会頭 祝辞 樋黒石市長(副支部長) 乾杯の発声


江渡宗成幹事長より贈呈 畑中副支部長による中締め


●大会式典(於・リンクステーションホール青森)
  27日午前9時30分より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。



  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して長谷川地区長と主管青森支部の千葉支部長より歓迎の挨拶。その後、青森市文化振興基金として金一封が贈呈されました。
家元の挨拶の後、来賓を代表して、三村知事、小野寺市長、田名部議員より祝辞が述べられました。最後に次期大会を主管する衆議院議員で岩手支部の鈴木俊一支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。

長谷川地区長 挨拶 千葉支部長 挨拶


青森市へ金一封贈呈


三村知事 祝辞 小野寺市長 祝辞


田名部議員 祝辞 鈴木支部長 挨拶


  第三部の表彰では家元から功労者表彰として家元特別表彰、淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。

淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は「日々是好日という言葉には今を大切にすると意味があります。一日一日の重みを理解して、今できることは今するという想いで毎日を過ごすことが茶の湯を次の世代へ伝えることに繋がるのではないでしょうか」と語りかけられました。



●青年部のつどい(於・リンクステーションホール青森)
  同日、正午より開催。青年部のつどいにはブロック内各青年部より57名が参加。家元挨拶の他、「青年部の主張」と題してブロック内6名の青年部会員による3分間スピーチが行われました。



●記念茶会
  大会期間中、濃茶席(青森支部八戸分会担当)、薄茶席(青森支部青森分会担当)、立礼席(青森青年部・学校茶道担当)、香煎席(青森支部五所川原分会担当)が設けられ、参加者は青森の文化と歴史に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。

【濃茶席】青森支部八戸分会担当(於:リンクステーションホール青森)



【薄茶席】青森支部青森分会担当(於:ホテルクラウンパレス青森)



【立礼席】青森青年部・学校茶道担当(於:リンクステーションホール青森)



【香煎席】青森支部五所川原分会担当(於:リンクステーションホール青森)
香煎席では青森名産のリンゴジュースで参加者をもてなしました。


  学校茶道の参加校は、県立青森北高等学校、県立青森中央高等学校、県立青森西高等学校、県立五戸高等学校、県立三本木高等学校、県立中里高等学校、県立八戸高等学校、柴田女子高等学校、千葉学園高等学校、東奥学園高等学校、青森大学、東北女子大学、東北女子短期大学、弘前大学医学部の皆さん。