第44回東京地区大会




  6月23日(土)・24日(日)、千代田区のホテルニューオータニにおいて、第44回東京地区大会(大会名誉会長:内海 倫関東第一地区名誉地区長、大会会長:本庄八郎地区長)が開催され、千 宗室家元、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様が出席。前内閣総理大臣の菅 直人衆議院議員(東京第八北支部副支部長)、下村博文衆議院議員(東京第二東支部副支部長)、菅原一秀衆議院議員(東京第二東支部副支部長)、中曽根弘文参議院議員(群馬県支部特別顧問)、北川穣一昭島市長(東京第八東支部副支部長)、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長(関東第一地区名誉顧問)、今日庵老分の小坂 敬氏(関東第一地区副地区長)と加賀美郷氏(東京第三西支部支部長)、塩月宗芯淡交会顧問、大谷宗裕淡交会理事、櫻井宗幸淡交会理事はじめ地区内外より多数の来賓、支部役員、会員等約1,300名がつどいました。(主管・東京第四東支部、黒川俊一支部長)。


●つどい・会議
  23日正午、鶴の間において「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」と「正副支部長・幹事長会議」が開催されました。
  準教授・茶名拝受者を代表して東京第四東支部の小林宗仁さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の安 裕希さんが誓いの言葉を述べました。


準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい


謝辞 誓いのことば


  続いて、「正副支部長・幹事長会議」が開催されました。


正副支部長・幹事長会議


●大会式典
  午後2時より芙蓉の間において大会式典が挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告しご遺徳を偲ばれるとともに、東京第七東支部副支部長の粕谷 茂氏、東京第八北支部副支部長の石田英夫氏はじめ、多くの物故者の霊位に一碗を捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して本庄地区長と主管東京第四東支部の黒川支部長より歓迎の挨拶。その後、裏千家淡交会災害救援基金へ金一封が贈呈されました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して、下村衆議院議員、菅原衆議院議員より祝辞が述べられました。


本庄地区長挨拶 黒川支部長挨拶


災害救援基金へ金一封贈呈


下村衆議院議員祝辞 菅原衆議院議員祝辞


  第三部「表彰会」では、家元より淡交フェロー・淡交会育成功労者表彰・淡交会青年部育成功労者表彰の各賞が授与されました。




  特別講演では家元が登壇。何ごともマニュアルに頼りがちな現代の風潮に言及され、「マニュアルは、あくまでも必要最低限の基本線を示すものです。点前作法の基本をしっかり踏まえた上で、そこに言葉や道具など自分なりの色を加えることにこそ、茶の湯の楽しみがあります。社会においても、気配りを加えてこそ、円滑にいくものです。皆さんには、ぜひその気配りをもって周囲と関わっていただきたい」と参加者に語りかけられました。




●懇親会
  午後5時半より、鶴の間にて懇親会を開催。本庄地区長、黒川支部長に続き、家元が挨拶されました。
  来賓を代表して菅 直人前内閣総理大臣からの祝辞の後、中曽根参議院議員の発声で乾杯。和やかな雰囲気の中、役員・会員が交流を深めました。


菅 前内閣総理大臣祝辞 中曽根参議院議員による乾杯


小坂老分による中締め挨拶


●記念茶会
  2日目には、ホテルニューオータニ「おり鶴」に濃茶席(参与担当)、薄茶席(黒川俊一支部長担当)、薄茶席(学習院女子大学・成城大学茶道部担当)、香煎席(青葉台・自由が丘青年部担当)の計4席が設けられ、参加者に一碗が呈されました。


【濃茶席(参与担当)】



【薄茶席(黒川俊一支部長担当)】



【薄茶席(学習院女子大学・成城大学茶道部担当)】



【香煎席(青葉台・自由が丘青年部担当)】