第46回 東京地区大会




  平成28年4月16日(土)・17日(日)、東京都渋谷区、港区において、千 宗室家元夫妻はじめ宗家の方々が出席され、第46回東京地区大会(本庄八郎 今日庵老分・関東第一地区地区長、主管:東京第六東支部 鎌田紀彦支部長)が開催されました。
  元内閣総理大臣の菅 直人氏(東京第八北支部副支部長)、経済再生担当大臣の石原伸晃氏(東京第七東支部副支部長)、参議院議員の中川雅治氏(関東第一地区常任顧問)、松田公太氏(東京第一東支部副支部長)、東京都知事の舛添要一氏(代理・堀越弥生子文化振興部長)、昭島市長の北川穣一氏(東京第八東支部副支部長)、明治神宮宮司の中島精太郎氏、はじめ多数の来賓、地区内外より4,900名の同門社中が参加しました。


●青年部のつどい(於・明治神宮会館)
  16日午前11時30分より開催。青年部のつどいにはブロック内各青年部より291名が参加。家元挨拶の他、「明治神宮の社」と題してNPO法人「響」による講演が行われました。




●つどい(於・明治神宮会館)
  同日午後1時より「準教授・茶名拝受者並びに新入会員のつどい」が開催。準教授拝受者227名・茶名拝受者395名、新入会員535名、合わせて1,157名の会員が参加。中島宗基業躰による講義、
家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して、東京第六東支部の落合宗加さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の阿部早苗さんが誓いの言葉を述べました。




謝辞 誓いの言葉


●会議(於・明治神宮会館)
  「正副支部長・幹事長会議」は午後1時30分より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。また、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。




●大会式典(於・明治神宮会館)
  午後3時より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して本庄地区長と主管東京第六東支部の鎌田支部長より歓迎の挨拶。その後、東京都オリンピック・パラリンピック準備局へ文化振興基金として金一封が贈呈されました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して、舛添都知事(代理・堀越文化振興部長)、中島宮司より祝辞が述べられました。最後に次期大会を主管する東京第七東支部の榎本誠一支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


本庄地区長挨拶 鎌田支部長挨拶


東京都オリンピック・パラリンピック準備局へ金一封贈呈


東京都知事(代理 堀越部長)祝辞 中島宮司祝辞


榎本支部長 挨拶


  第三部の表彰では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。


淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は「茶の湯では始めの準備、後始末といわれるようにお客様に見えない部分がおろそかにならないよう心がけます。おもてなしとはこの目に見えない部分を大切にする心ではないでしょうか」と語りかけられました。




●懇親会(於・明治記念館)
  午後6時30分より開宴。「高砂・羽衣」の仕舞の後、本庄地区長、鎌田支部長、家元からの挨拶、石原経済再生担当大臣の来賓挨拶に続いて、小坂 敬関東第一地区副地区長の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  越智和子東京第六東支部副支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。


仕舞 本庄地区長 挨拶


鎌田支部長 挨拶 石原経済再生担当大臣 挨拶


小坂副地区長 乾杯の発声 越智副支部長による中締め


●記念茶会(於・明治記念館)
  17日は濃茶席(稲井宗篤 東京第六東支部副支部長担当)、薄茶席(加藤 正東京第六東支部副支部長担当)、立礼席(東京第六東青年部・学校茶道担当)、香煎席(東京第六東支部参与合同担当)が設けられ、参加者は各席で心尽くしの一碗を楽しみました。


【濃茶席】稲井副支部長担当(於:明治記念館 鳳凰の間)



【薄茶席】加藤副支部長担当(於:明治記念館 末広の間)



【立礼席】東京第六東青年部・学校茶道担当(於:明治記念館 鶴亀の間)



【香煎席】東京第六東支部参与合同担当(於:明治記念館 丹頂の間)



  学校茶道の参加校は、私立杉並学院高等学校、早稲田実業学校高等部、駒澤大学、東京大学の皆さん。