第40回東海地区大会
大会スローガン「一碗で感謝・合掌・仕え合い」のもと
「未来へ吹く風 みつめよう緑の世界」のテーマで




  第40回東海地区大会(富田和夫地区長)が、千 宗室家元夫妻出席のもと、4月23・24日、愛知県名古屋市において開催されました(主管・愛知第一支部、豊島半七支部長)。本大会は、来年同地区で開催される日本国際博覧会「愛・地球博」のテーマに協賛し、主管支部会員らはキャラクターをあしらった揃いの帛紗をつけるなど万博ムードを盛り上げていました。
  淡交会理事の大谷宗裕氏、納屋宗人氏、来賓に愛知県知事・神田真秋氏、名古屋市長・松原武久氏、衆議院議員・斉藤斗志二氏、同・近藤昭一氏、日本国際博覧会協会副会長・坂本春生氏、同事務総長・中村利雄氏はじめ多数が列席、また地区内より同門社中約4700人が参加。
  大会は名古屋国際会議場をメイン会場に、23日15時30分より準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい、正副支部長・幹事長会議(学校茶道・青年部代表を含む)、17時30分よりウエスティンナゴヤキャッスルにおいて懇親会。翌24日9時30分より大会式典。また、両日にわたり記念茶会が催されました。


● つどい、会議

つどいで新入会員より「誓いの言葉」 会議で支部会員を労われる家元


● 懇親会
  懇親会は、会場をホテルウエスティンナゴヤキャッスルに移して開宴。窓外に名古屋城天守閣を望みながら、各テーブルを順に廻られる家元を囲んで和やかに進められました。

家元を囲んでの記念撮影


● 大会式典

お茶湯の儀


国際博覧会協会より感謝状授与 功労者を表彰される家元


  大会式典は24日9時30分よりセンチュリーホールにて挙行。
  家元による「お茶湯の儀」で厳かに開幕。参加者は心一つに合掌し、先人に感謝し大会の盛会を祈りました。富田地区長、豊島支部長よりの挨拶の後、大会決議を発表。大会の名において日本国際博覧会協会に金一封が贈呈されました。
  家元は挨拶で、「今の世に欠落しているのは一個人としての自覚。確固たる個人として正しい道を歩んでいるか、本大会を機に思い起こし、互いに仕え合い、『有難う』の意味を分かち合いたいと思います」と語られました。
  神田知事、松原市長より祝辞、さらに、千 容子家元夫人より挨拶がありました。功労者表彰は、家元より各賞が贈呈されたあと、富田地区長より地区大会40回を記念し永年役員等を表彰。
  続いて、家元による特別講演が、地区内支部会員よりの一問一答形式で行われ、家元は会員らの日頃の疑問にユーモアを交えながら丁寧に答えられました。





● 記念茶会
  2日間にわたる茶席は、濃茶席(支部担当)、薄茶席2席(青年部担当、学校茶道担当)が設けられました。"芸どころ"名古屋にふさわしく、それぞれに趣深く、また多数の参席者へのもてなしもスムーズでした。

濃茶席(支部担当)
床に一燈筆「四海一閑人」を掛け、格調高く


薄茶席(青年部担当)
坐忘斎家元好 和親棚で


薄茶席(学校茶道担当)
竹林庭園の中、点前座を四か所並べて


  学校茶道の参加校は、徳風保育園、有松保育園、豊治小学校、戸田小学校、西中島小学校、供米田中学校、はとり中学校、大治中学校、多度中学校、一宮南高等学校、いなべ総合学園高等学校、桜台高等学校、滝高等学校、名古屋西高等学校、半田商業高等学校、名東高等学校、東郷高等学校、津田学園高等学校、愛知高等学校、若宮商業高等学校、桑名西高等学校、豊田工業高等専門学校、南山大学、名城大学、名城大学薬学部 のみなさんが、2日間の茶席でお点前(盆略、茶箱)とお運びの担当を決め、それぞれの持ち場で大活躍でした。