東海のつどい


  10月20日(土)、三重県の津市において、千 宗室家元、千 万紀子様、伊住禮次朗様を迎え、「東海のつどい」が三重県総合文化センターを会場に開催されました。(主催:東海地区 辻 正地区長、主管:三重北支部 廣田武支部長)
  本行事は2年に一度開催となった地区大会が開催されない年に、淡交会をより豊かにするため会員相互の交流と人材育成の場を設けたいとの思いから東海地区によって企画されたもので、地区内の役員・会員、青年部、また裏千家茶道を学ぶ学生・生徒など約900名が参加しました。




●開会式(於:中ホール)
  午前11時からの開会式では、辻 地区長と廣田支部長からの挨拶がありました。続いて、永年茶道指導者として功績のあった地区内41名の方へ地区長表彰が行われました。


辻地区長挨拶 廣田支部長挨拶


地区長表彰


●家元講演(於:中ホール)
  続く講演には、家元が登壇。家元は「支部席に掛かっていた『思無邪』は、三河のご出身である十一代の玄々斎宗匠が好んで書いておられました。自分を飾らずありのままを表すという意味がこめられているのではないかと思います。普段の生活においても、茶の湯に関する姿勢においても、原点に立ち戻るということを忘れては、その心にたくさんの邪な心が出てきてしまいます。基本を疎かにせず、一日一日を大事にしてください」と語りかけられました。




●懇親会(於:第1ギャラリー)
  午後0時半より懇親会を開催。辻地区長、廣田支部長に続いて、家元が挨拶。濱田典保三重南支部支部長の発声により乾杯。川喜田久副支部長のギター演奏もあり、参加者は宗家を囲み、和やかに懇親を深めました。
  終わりに、井村正勝副支部長による挨拶で懇親会は締めくくられました。


濱田支部長による乾杯の発声 川喜田副支部長によるギター演奏


井村副支部長挨拶


●茶席
  会場となった同センターには、三重北支部席、同支部青年部席の二席が設けられ、参加者に一碗が呈されました。


【支部席】



【青年部席】



●学校茶道研修会(於:多目的ホール、10:00〜15:10)
  「いつかしたい私のお茶会」をテーマに、参加した6校の学生・生徒がそれぞれに趣向を考え、模擬茶会を行いました。
・「はじめての『手づくり』茶会」担当:三重大学
・「絆」担当:鈴鹿中学校・高等学校
・「世界の人に一碗を」担当:久居高等学校
・「他校の茶道部員を招いて」担当:桑名高等学校・津東高等学校
・「再会を約束して」担当:三重短期大学




●役員合同研修会(於:中ホール、14:00〜15:10)
  「良きリーダーとしての在り方」をテーマに、支部・学校茶道連絡協議会・青年部の次期役員を対象とした、関根秀治淡交会副理事長による講義が行われました。