第48回東海地区大会



  4月20日(土)・21日(日)、名古屋市において、千 宗室家元夫妻、千 敬史様、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様が出席され、第48回東海地区大会(辻 正 東海地区長、主管:愛知第二支部・伊藤是介支部長)が開催されました。
  愛知県知事の大村秀章氏、河村たかし名古屋市長代理で市民経済局長の新開輝夫氏、衆議院議員の近藤昭一氏、裏千家老分で愛知連合会会長の富田和夫氏(東海地区名誉地区長)、愛知連合会顧問の川村悌弐氏、裏千家老分の加賀美郷氏、裏千家調査役の大谷宗裕氏はじめ多数の来賓、東海地区内外より3100名を超える同門社中が参加しました。

● 茶会(於・名古屋国際会議場)
  大会期間中、名古屋国際会議場に3席が設けられました。
  また、今大会の特別展観として「玄々斎宗匠と名古屋」が催され、縁の道具の数々が披露されました。


【濃茶席(愛知第二支部担当)】「玄々斎宗匠と名古屋」

【青年部席】「名古屋城本丸御殿表書院復元を祈って」

【学校茶道連絡協議会席】「雪月花」と「こどもの夢」をテーマに

【特別展観】

  学校茶道の参加校は、江南高校、岡崎学園高校、日進西高校、坂下高校、針台中学校、滝の水中学校、名古屋女子中高校、名古屋経済大市邨中高校、富田高校、聖霊中学校、聖霊高校、愛知学泉大学、名古屋文化短大、名古屋大学、大同大学、人間環境大学、南山大学、名城大学、名城大学薬学部の計19校。

 ●青年部のつどい(於・名古屋国際会議場)
  21日午前11時30分より開催。この青年部のつどいは、本年度から始められたプログラムで、ブロック内各青年部より260名が参加しました。
  家元は挨拶の中で「東海地区には青年部の皆さん方のことを思ってくださる先生がたくさんいらっしゃいます。そのような親支部の先生方にも時には甘えながら、青年部活動を楽しんでください」と述べられました。


  その後、辻地区長より地区内各青年部に対し活動助成金が手渡されました。


  後半のプログラムでは、海外で茶道に出会い修道に励むツォイ・エカテリーナさん(ウズベキスタン)とクリスティーナ・ガイスさん(チリ)をスピーカーとして迎えて、茶道の魅力と可能性について考える機会がもたれ、若い熱気に包まれたつどいとなりました。

ツォイ・エカテリーナさんクリスティーナ・ガイスさん


● つどい・会議(於・名古屋国際会議場)
  同日正午より「準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい」が開催されました。準教授・茶名拝受者を代表して、愛知第二支部の牧野宗潤さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の上村真子さんが誓いの言葉を述べました。

謝辞誓いの言葉

  「正副支部長・幹事長会議」は午後1時より開催。家元に続いて家元夫人、千 敬史様が挨拶されました。



● 大会式典(於・名古屋国際会議場)
  同日午後2時30分より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗を捧げられました。


  第二部式典では、大会会長の辻地区長が主催者を代表して挨拶、大会委員長の伊藤支部長には挨拶の中で、茶道精神の大切さについて触れられました。
  続いて、大会を記念して辻地区長より名古屋市の名古屋城本丸御殿積立基金へ金一封が贈呈されました。その後、家元が挨拶され、伊藤支部長をはじめとする主管の愛知第二支部に対し、感謝の意を表されました。
  来賓を代表して大村知事、新開名古屋経済局長が祝辞を述べられ、最後に次回大会を主管する浜松支部の中村伸宏支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。

辻地区長伊藤支部長


寄付金贈呈


大村知事新開名古屋経済局長


中村支部長


  第三部では功労者表彰が行なわれ、家元が各賞を授与されました。



  続く特別講演で、家元は「今回の地区大会で東海地区の皆さんの勢いを感じました。この勢いとそれぞれの土地をアピールしようという気持ちがあれば、次世代に日本を伝えていく良い役割を果たすとともに、私たちのお茶を地域社会に役立たせることができるはずです」と語りかけられました。


● 懇親会(於・名古屋観光ホテル)
  午後6時より開宴。弦楽四重奏の演奏の後、辻地区長、家元からの挨拶に続いて川村悌弐前支部長の発声で乾杯。参加者は家元を囲んで和やかに懇親を深めました。

辻地区長 河村前支部長による乾杯の発声

上山雅正副支部長より中締めの挨拶