千 宗室家元がG8サミット外相会合にて呈茶
―各国外相、会議前に心和む―


  6月26・27日、2008年G8サミット外相会合が京都市上京区の京都迎賓館を主会場に開催され、26日夕刻、千 宗室家元夫妻が会場に設けられた茶席で各国外相をもてなされました。
  各国の外務大臣は迎賓館に到着されると、高村正彦外務大臣の出迎えを受けて「聚楽の間」へ。茶席では、家元の点てられた一碗を容子夫人が取り次ぎ、外相方に呈されました。




  家元は今回の茶会のテーマを「随意」と説明、その意味を「自分の心に素直になって下さい。これは人に対して正直であること、自然に対して感謝することです。京都500年の茶の湯を感じていただけたら幸せです」と話され、外相方はじっくりと耳を傾けられました。


玄々斎筆「随意」



家元が炭について説明



家元と会話を楽しまれる各国外相


  会場は終始和やかな雰囲気に包まれ、会議を前に一碗を味わい深く喫されました。