中国人民政治協商会議外事委員会
趙 啓正主任一行が裏千家東京道場を訪問



  1月21日、中国人民政治協商会議外事委員会の趙 啓正主任一行9名が東京都新宿区の裏千家東京道場を訪問されました。
  この度の訪問は、是非とも日本の伝統文化に触れる機会を持ちたいとの中国側の希望を受けた日本国外務省の依頼により実現したものです。
  千 玄室大宗匠の出迎えを受けられた一行は、茶室「咄々斎」で一碗のお茶を堪能。茶道と禅の関係や書道についてなど多岐にわたる話題で和やかに歓談されました。
  大宗匠と趙主任は、日中両国の文化の共通点を踏まえて相互理解を深めることの大切さについて語り合われ、「日・中・韓3か国が一体となって世界の平和に貢献することが非常に重要」との認識で一致、東アジア地域の友好関係の発展に期待が高まるひと時となりました。





  趙啓正主任は、前職の中国国務院新聞弁公室主任(日本の内閣官房長官に相当)在任中の平成14年(2002)5月に来日された折、京都の裏千家今日庵を訪問され、千 宗室家元(当時若宗匠)のもてなしを受けられました。また、翌平成15年(2003)11月には北京で千 玄室大宗匠と会見されています。
  趙主任は、「5月の上海万博の折に行われる大茶会で、千 宗室家元と再会できることを楽しみにしています」と述べられ、名残りを惜しみつつ東京道場を後にされました。