ブータン王国 アシ・ケサン・チョゼン・ワンチュク王女殿下一行が来庵




  2月12日、ブータン王国のアシ・ケサン・チョゼン・ワンチュク王女殿下、ダショー・パルデン・トブギェ・ティンレイ同夫君、ヴェツォプ・ナムギャル駐日ブータン大使はじめブータン王国の要人が今日庵を訪問されました。この度の訪問は「KYOTO地球環境の殿堂」の殿堂入り者であるブータン王国第4代国王シグミ・シンゲ・ワンチュク陛下の名代として表彰を受けるために京都入りをされた王女殿下が、日本の代表的伝統文化である茶道の体験を所望されたことから実現しました。
  ブータン王国は国民総生産量(GNP)に変わる国民総幸福量(GNH)の提唱や、民族衣装着用の義務化など独創的な政策で知られています。日本とは長期にわたる民間交流が続いていることに加えて、1986年には国交が樹立され、ブータンを訪れる外国人の中では日本人の占める割合も高く、両国間の交流はますます盛んになっています。



  王女殿下ご夫妻は王室でも日本茶を喫されるというだけに茶道の伝統・歴史に強い関心を示され、後藤宗国今日庵業躰による裏千家茶道の解説に興味深く耳を傾けられました。
  また、ブータン友好プログラム等を通じて王国と交流の深い京都大学から松本 紘総長はじめ関係者が同席。ブータン研究会1次隊としてブータンを訪問した教授陣が王女殿下ご夫妻にその折のエピソードを披露され、また、王女殿下もブータンの慣習を紹介されるなど和やかな雰囲気の中で一碗を喫され、今日庵でのひと時を楽しまれました。