千 宗室家元、ミシェル・オバマ米国大統領夫人に呈茶


(写真Official White House Photo by Amanda Lucidon)

  平成27年3月20日(金)、千 宗室家元は駐大阪・神戸米国総領事館からの要請を受け、初来日されたミシェル・オバマ米国大統領夫人に一碗を呈されました。
  18日に来日した大統領夫人は東京での日程を終え、滞在最終日を過ごすため京都を訪問。大阪空港から直接、会場となった清水寺へお入りになりました。清水寺の舞台で京都市立芸術大学の学生らによる能を鑑賞した後、キャロライン・ケネディ駐日米国大使、森 清範清水寺貫主らを伴って本坊塔頭成就院内の茶室に移動した大統領夫人を家元が出迎えました。

  席中では飛び入りで同席したケネディ大使のご子息ジャックさんが、茶道への関心の高さを伺わせる説明でアテンド役を務め、炉を挟んで大統領夫人に家元が点前の手ほどきをする場面では笑い声もしばしばで、三畳半の茶室は和やかな雰囲気に終始しました。


(写真Official White House Photo by Amanda Lucidon)


  茶の湯ならではの、まさに膝を交えての文化交流を楽しまれたオバマ夫人は、その日の夕刻に次の訪問地であるカンボジアへ向かわれました。