中国文化部副部長一行来庵



  東アジア文化都市プロジェクトなど、茶文化での日中友好交流を目的として訪日した項 兆倫 中華人民共和国文化部副部長一行が、裏千家の招待で京都を訪問。平成29年6月30日(金)、千 玄室大宗匠が今日庵において心尽くしの一碗を呈されました。
  項副部長一行は大宗匠の案内で平成茶室「聴風の間」に入室。大宗匠自らの点前で呈された一碗を、項副部長はゆっくりと楽しまれました。大宗匠は「古来から日本と中国は喫茶文化を共通項とし、交流を重ねてきました。これからもお茶を介して相互理解が一層進むことを願います」と語り、項副部長は「大宗匠の点前を拝見し、茶道の素晴らしさを強く実感しました。中国においても若い人達に積極的に取り組んでもらいたいです」と応えられました。



  その後、項副部長が点じた一碗を大宗匠が喫するなど、終始和やかな雰囲気のうちに訪問を終えられました。



  項副部長一行は翌日も京都各所を視察し、多様な日本文化に触れられました。