日本海海戦100周年慰霊献茶式
─ 千 玄室大宗匠 奉仕 ─
〜一碗からピースフルネスを〜




  日露戦争の日本海海戦から100周年を記念し、日本・ロシア両国の戦没者慰霊献茶式が5月24日、千 玄室大宗匠の奉仕により神奈川県横須賀市の三笠公園で執り行われました。

  献茶式は、1905年(明治38年)5月27日の日本海海戦からちょうど100年目になるため、当時の旗艦であった戦艦「三笠」が係留されている公園の東郷平八郎元帥銅像の前で行われました。献茶式には、来賓として今日の日露の和平を表しロシア連邦よりM.Y.ガルージン公使、M.M.トフゴ海軍大佐はじめ日露の外交関係者、海上自衛隊、横須賀市また三笠会など海戦関係者さらに淡交会横須賀支部会員、鵬亀会、鵬兎会の方々が多数出席されました。






  午前10時、大宗匠は号笛のなか「三笠」より東郷元帥銅像前まで進まれ、日本・ロシア連邦両国歌吹奏に続き両国の戦没者への黙祷の後に、厳かに薄茶・濃茶二碗を謹点され、戦没者に捧げられました。
  献茶式に際して淡交会横須賀支部・菅沼悦男支部長担当の拝服席、並びに支部幹事による薄茶席が三笠艦内に設けられ、参列者に「平和の」一碗が呈されました。