筥崎宮献茶式
千 宗室家元奉仕
利休居士ゆかりの地にて


  5月21日、福岡市東区箱崎町に鎮座する筥崎宮(はこざきぐう)において、千 宗室家元奉仕の献茶式が厳修されました。九州地区内の正副支部長はじめ福岡今日会の末永直行氏ほか多数が参列。
  筥崎宮は、『延喜式』神名帳に八幡大菩薩筥崎宮と記され、宇佐・石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮の一つといわれています。同宮は遠く天正の昔、豊臣秀吉公の九州平定に同道した利休居士が、この地で茶会を催し、本殿脇に石燈篭を寄進したことなど、茶道史上にその名を刻んでいます。
  青空に恵まれた午前9時、田村靖邦宮司ら神官の先導にて拝殿に参進されたお家元は、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神の応神天皇・神功皇后・玉依姫命(たまよりひめのみこと)に献じられました。

筥崎宮 参 進


  献茶式


  また社務所において木原宗津氏担当の濃茶席、恵光院において藤本宗美氏・西薗宗巻氏担当の薄茶席、昨日オープンした福岡茶道会館において淡交会博多・福岡支部連合会担当の呈茶席が設けられ、各席とも喫客で賑わいました。


木原宗津席  

藤本宗美・西薗宗巻席  

博多・福岡支部連合会席