大宮氷川神社 献茶式
─千 宗室家元ご奉仕─
〜悠久の時の流れを感じながら厳かに〜


  6月13日、埼玉県さいたま市に鎮座する大宮氷川神社において、千 宗室家元ご奉仕による献茶式が粛々と執り行われました。

  大宮氷川神社は「武蔵一宮氷川神社」とよばれ、埼玉、東京、神奈川に点在する数百の氷川神社の本拠として、2000年以上の歴史を有しており、旧市名である「大宮」という名称も、「おおいなる宮居」から名づけられたものと言われています。氷川神社の御祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)で、合わせて稲田姫命(いなだひめのみこと)と大己貴命(おおなもちのみこと)を祀っています。

  当日、午前10時、神官の先導により千 宗室家元は拝殿に入殿。神事諸儀の後、神庭回廊に囲まれた舞殿に設えられた点前座に進まれ、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に献じられました。

  献茶に際し、奉賛添え釜3席が懸かりました。鳳凰の間において小島宗枝・埼玉県支部幹事長による濃茶席、孔雀の間において田中宗篤・同幹事による薄茶席、呉竹荘階上において稲垣宗慶・同幹事による立礼席が懸かりました。松平忠晃・淡交会関東第二地区地区長、半田昭雄・淡交会埼玉県支部副支部長、田中作治・淡交会埼玉県支部副支部長、相川みち子・淡交会埼玉県支部顧問(さいたま市市長夫人)はじめ約600名が参列されました。


献茶式


小島宗枝幹事長による濃茶席 稲垣宗慶幹事による立礼席


田中宗篤幹事による薄茶席