北海道神宮献茶式
千 宗之若宗匠奉仕
─北国のさわやかな気に包まれ厳かに─




  6月27日、札幌市中央区に鎮座する北海道神宮(原口法義宮司)において千 宗之若宗匠のご奉仕により献茶式が執り行われました。

  同宮は明治2年、明治天皇の詔により創建され、北海道の開拓・発展の守護神として大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、小彦名神(すくなひこなのかみ)の三柱の神々が鎮斎されました。同4年には現在の位置に壮大な社殿と鎮守の森が創建され、「札幌神社」と社名が決まりました。昭和39年、明治天皇も祀られ、社名が札幌神社から現在の「北海道神宮」に改称されました。以来、北海道の発展を守り続けてきた神宮として広く道民の崇敬を集めています。

  快晴に恵まれた午前9時、神官の先導により神殿に入られた若宗匠は、諸儀の後、点前座に進まれ、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に献じられました。
  なお、当日は今日庵老分で淡交会札幌支部連合会会長・札幌第二支部支部長の中野友雄氏、淡交会理事の恩村雄太氏、淡交会北海道地区地区長・札幌第四支部支部長の北川日出治氏、淡交会北海道地区副地区長・札幌第一支部支部長の坂本眞一氏をはじめ多数の来賓と道内各地から同門社中が多数参列。
  拝服席は空知支部と札幌第二支部参与・山田宗光氏社中により釜が懸けられ、終日参列者を迎えていました。


献茶式


神官の先導にて拝殿へ 道内各地より多数の同門社中が参列


空知支部席(於:参集殿) 山田宗光社中席(於:直心亭)