貴船神社献茶式
伊住宗晃宗匠奉仕
〜「いのり」と「感謝」を捧げながら〜


  7月8日、京都市左京区に鎮座する貴布禰総本宮 貴船神社で開催される水まつりにおいて、伊住宗晃宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。


貴船神社社殿への入り口


  貴船神社は賀茂川の水源にあたり、創建年代も明らかでないほど古いお社で、全国に鎮座する水神様の総本宮と仰がれています。また、「貴船水まつり」は古来の雨乞神事に由来するもので降雨、晴雨、時を得、五風十雨の恵みを乞い願う祭りです。
  当日は今日庵老分で淡交会京都南支部支部長・堀部公允氏、京都北支部支部長・稲岡宗傳氏はじめ多数の関係者が見守る中、午前10時、雅楽奏上の中、神官の先導により伊住宗匠が拝殿に参進。境内の霊水で濃茶・薄茶二碗を謹んで点じられ、同社のご祭神・高おかみ神(たかおかみのかみ)へ捧げられました。


伊住宗匠による献茶


来賓や関係者らが多数参加


  献茶式の後、本殿では鷺森神社雅楽保存会の稚児による舞楽と、平安時代から伝わる生間流式包丁が、それぞれ奉納されました。


鷺森神社雅楽保存会の稚児による舞楽舞


  淡交会京都北支部と淡交会京都西支部による薄茶席が貴船川の清流を臨むひろやとふじやに懸かり、それぞれのお席で七夕や貴船の地にふさわしい設えで、来席者を和ませていました。


本席(淡交会京都北支部) 副席(淡交会京都西支部)