吉田神社献茶式
─千 宗室家元奉仕─
〜菊香る佳き日に〜


  京都市左京区に鎮座する吉田神社において、11月4日、千 宗室家元の奉仕により恒例の献茶式が執り行われました。
  貞観年間(859〜877)に藤原山陰が藤原氏の氏神である奈良春日社四神を勧請し、氏神として創祀。以来藤原氏とともに、朝廷の崇敬も受けました。戦国期には祠官の吉田兼倶が唯一神道(吉田神道)を興したことでも知られています。
  当日、午前10時、お家元は舞殿へ参進し、濃茶・薄茶二碗を献点。祭神の建御賀豆智命(たけみかづち)、伊波比主(いわいぬし)命、天之子八根(あめのこやね)命、比売(ひめ)神に献じられました。
  献茶式に際して今日庵の拝服席が儀式殿に、淡交会京都西支部(加納幸一支部長)担当の副席が客殿に、また京都東支部(内田昌一支部長)による立礼席が着到殿に設けられました。


献茶式


副席(淡交会京都西支部担当) 立礼席(淡交会京都東支部)