湯島天満宮 献茶式
−千 宗室家元奉仕−
〜春陽の佳き日に〜




  4月24日、前日からの雨も上がり清々しい日差しのなか、東京都文京区の湯島天満宮において恒例の献茶式が、千 宗室家元の奉仕により厳修されました。

  湯島天神と親しまれている湯島天満宮は、御宇2年(458)、雄略天皇の勅命により天之手力雄(あめのたぢからお)命を奉斎したのがはじまりで、正平10年(1355)郷民が菅原道真公の遺徳を慕って合祀し、以来学問の神として多くの参拝者でにぎわっています。
  午前10時より大勢の招待者・信徒が参列し見守る本殿で、家元は献炭。濃茶・薄茶二碗を謹点されました。祝詞の後、家元に続いて淡交会東京第三東・西両支部名誉支部長・原田吉蔵氏、淡交会東京第三東支部支部長・石川利一氏、淡交会東京第三西支部副支部長・長谷川宗康氏が玉串奉奠し、献茶式は恙なく終了しました。

  献茶に際し、原田吉蔵名誉支部長による濃茶席、淡交会東京第三西支部による薄茶席、淡交会東京第三東支部による立礼席の三席が懸かり、終日喫客でにぎわいました。


湯島天満宮大鳥居 濃茶席(原田吉蔵名誉支部長)


薄茶席(東京第三西支部) 立礼席(東京第三東支部)