筥崎宮 献茶式
千 宗室家元奉仕


  5月19日、福岡市東区に鎮座する筥崎宮(はこざきぐう)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が行われました。




  筥崎宮は、筥崎八幡宮とも称し、宇佐、石清水と並ぶ日本三大八幡宮の一つで、祭神は応神天皇(八幡大神)・神功皇后・玉依姫命(たまよりひめのみこと)。延喜21年(921)、醍醐天皇が神託により、国家鎮護のため大陸・玄海灘に面したこの地に壮麗な社殿を建立し、延長元年(923)に祭神を移し祀られました。
  同宮はまた、天正15年(1587)九州征伐の後立ち寄った豊臣秀吉が一か月にわたって博多町人らと茶会を催したことでも知られます。

  午前9時、開式。家元は、同門社中らが見守るなか、献炭の後、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神に献じられました。


参進される家元 献茶式


  献茶式にあわせて、淡交会福岡支部参与・柴戸宗梅氏(於 社務所)と同・監事の山下宗美氏(於 福岡茶道会館)による茶席が設けられました。


柴戸宗梅氏席 山下宗美氏席