住吉大社献茶式
─千 宗室家元奉仕─
〜初秋の爽やかな風に包まれ、厳かに〜




  大阪市住吉区に鎮座する住吉大社において、9月9日、恒例の献茶式が千 宗室家元の奉仕により執り行われました。

  住吉大社は底筒男命(そこづつのおのみこと)、中筒男命(なかづつのおのみこと)、表筒男命(うわづつのおのみこと)の住吉三神と神功皇后を祀っています。神功皇后征韓の役に神助があり、帰還後、神功皇后摂政11年(211)の創建とされています。古くから国家鎮護、海上守護の神として崇敬を集め、全国の住吉信仰の中心。国宝の本殿4棟は、神社建築史上最古の様式である"住吉造"と知られています。

  当日午前10時、神官の先導で境内を進まれた千 宗室家元は、千 容子夫人を伴われて、本殿に着座。大阪の同門社中が見守る中、厳かに濃茶・薄茶二碗を献点、祭神に献じられました。
  式に際して本席として、神館にて淡交会大阪東支部(原田収支部長)担当の薄茶席、並びに大阪東支部青年部担当の立礼席が設けられました。



参進される家元、千 容子夫人


薄茶席(大阪東支部担当) 立礼席(大阪東支部青年部)