大山祇神社 献茶式
─千 玄室大宗匠奉仕─
〜稔りの秋を迎え、厳かに〜




  愛媛県越智郡大三島町に鎮座する大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)において、10月11日、千 玄室大宗匠の奉仕により献茶式が執り行われました。

  天照大神の兄神で日本建国の大神の大山積大神(おおやまつみのかみ)を祀る同社は、海の神、武人の神として歴代の朝廷や武将たちから広く尊崇を集め、戦に赴く武将たちが武運を祈って出陣したことで知られています。宝物館には数々の武将たちが戦勝祈願と戦勝のお礼に奉納した甲冑や刀剣類などが展示されており、その数は数万点に及びことからその信仰の厚さがうかがえます。

  当日午前10時、神官の先導で拝殿に入られた大宗匠は、諸儀の後、濃茶・薄茶二碗を点じて、祭神に献じられました。
  献茶に際し、淡交会今治支部(檜垣俊幸支部長)担当の薄茶席並びに淡交会竹原支部(竹鶴寿夫支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者は心のこもった一碗を楽しみました。


献茶式


薄茶席(淡交会今治支部担当) 立礼席(淡交会竹原支部担当)