日光東照宮献茶式
─千 宗室家元奉仕─
〜菊薫る好季節に〜




  11月4日、栃木県日光市山内に鎮座する日光東照宮にて千 宗室家元奉仕による献茶式が厳修されました。

  同宮は徳川家康を祭神とするもので、社名は家康の神号東照大権現に由来。家康の廟所として創建され、1636年に造替された社殿が現存しています。陽明門、唐門は桃山美術と江戸初期の工芸の粋を尽くしています。1999年、世界文化遺産に登録されました。

  当日午前10時、神官の先導にて拝殿に入殿された家元は、関東地域の多数の同門社中が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、手ずから祭神に献じられました。

  裏千家淡交会栃木県支部参与・野村宗悠氏による濃茶席、支部幹事による立礼席、また支部青年部による薄茶席が設けられ、多くの喫客で賑わいました。


     
献茶式



  濃茶席(野村宗悠氏担当)


立礼席(栃木支部幹事担当) 薄茶席(栃木支部青年部担当)