池上本門寺献茶式
─千 玄室大宗匠奉仕─
〜秀秋の佳き日に厳かに〜




  11月13日、東京都大田区の池上本門寺において、恒例の献茶式が千 玄室大宗匠の奉仕により執り行われました。

  都内有数の寺院である本門寺は、開祖日蓮上人が1282年に入滅した地として壇信徒の崇拝を集めています。広大な境内には仁王門、本殿、御廟所が建ち並び、国指定重文の五重塔は、都区内では木造建築の塔としては上野寛永寺と2つだけという貴重な存在。

  当日午前10時、導師先導にて回廊を進まれた大宗匠は、参列の同門社中が見守る中、大堂で厳かに濃茶・薄茶二碗を謹点、本尊の日蓮上人尊像に捧げられました。

  式に際して淡交会東京第四西支部参与・井上宗咲氏による濃茶席、同支部副幹事長・水戸宗光氏、大田区同門の会・吉田宗雅氏並びに池上本門寺あゆみ会それぞれによる薄茶席が3席設けられました。


献茶式



  濃茶席(井上宗咲氏担当)


薄茶席(吉田宗雅氏担当) 薄茶席(あゆみ会席)