大徳寺開山忌献茶式

〜千 宗室家元 奉仕〜




  11月22日、京都市北区の大徳寺において開山忌法要が営まれ、それにともなう献茶式が千 宗室家元の奉仕により執り行われました。

  臨済宗大徳寺派の総本山である同寺は山号を龍宝山といい、興禅大燈国師宗峰妙超が元応元年(1319)に白寺の故地に小庵を設けたのがそのはじまり。戦国期には利休居士をはじめ多くの茶人たちと交流があり、茶道との深い縁が知られています。

  午前10時、家元は千 玄室大宗匠とともに法堂に入られ、高田明浦管長以下一山の僧侶によって法要が営まれるなか、濃茶・薄茶二碗を謹点、取り次ぎの手を経て須弥壇上に捧げられました。

  献茶式に際して、添釜として聚光院に今日庵席が設けられ、参列者に心ゆくまで一碗が呈されました。


一碗を捧げられる家元 今日庵席