光明寺献茶式
〜千 宗室家元 奉仕〜
茶聖 千 利休の太祖、里見家の菩提寺にて




  3月7日、群馬県榛名町の光明寺において千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

  光明寺は、治安年間(1021〜1024)に創建され、茶聖 千 利休の太祖とされる同地の地頭職だった里見家の菩提寺。同寺での献茶式は初めてで、千 玄室大宗匠が8年前に光明寺を最初に訪問されて以来、献茶式が待ち望まれていました。本堂で行われた献茶式には、来賓に参議院議員の中曽根弘文氏(淡交会関東第二地区副地区長)、榛名町長・石井清一氏ら、関東地域周辺の社中、檀家、信徒ら500人が出席。

  午前10時、千 宗室家元は、筒井泰道住職によって法要が営まれる中、本堂に進まれ、濃茶・薄茶二碗を謹点、里見氏代々の仏前に捧げられました。
  この日、2月に完成したばかりの同寺の茶室が披露され、参列者には淡交会群馬県支部(小関 博名誉支部長、橋爪和夫支部長)により一碗が呈されました。
  



一碗を捧げられる家元


里見家の供養塔にお参りする家元 呈茶席(淡交会群馬県支部)